菜の花や月は東に日は西に
2003年4月2日行く春や鳥啼き魚の目に涙 芭蕉 奥の細道より
(三月末芭蕉と曾良は江戸を出発)
菜の花や月は東に日は西に 蕪村
(私と蕪村は同郷です。)
水温む毛馬の堤に浅き夢
蒲公英や蕪村と歩む毛馬堤
毛馬堤むかし一望花菜畑
去りにける人こそ思ひ春愁ふ
海の紺乙女椿を簪(かざし)とす
降る桜夕べの風呂に浮かべけり
宝石のやうなる苺をいとほしみ
桜風呂この贅沢を許されよ
父の忌の激しき桜吹雪かな
麗かや少しうたた寝許されよ
水汲めば桜吹雪の湧きおこり 03.4.1 6.04
海風の朝の大路に芥子の花 03.4.1 6.10
菜の花を一束活ける妻のため
姫鱒の皿と菜花の壷並べ
レタス食み気持ちはまったき兎にて
一滴の雪解の水の大音響
春うらら売値忘れし行商人
春耕の小さき花壇紙の蝶
雪解水怒濤の堤蕗の薹
宣教師胸に一輪姫つばき
道を説く胸に一輪姫つばき
幻の溥傑旧宅花の雨
(中国最後の皇帝の弟、愛新覚羅溥傑氏の旧宅が千葉に保存)
道を説く心は熱し姫椿
静寂の桜の苑に吾ひとり
吾妹(わぎも)待つ桜吹雪の木の椅子に
姫鱒を焼けばたちまち花吹雪
連翹や常臥の母の意識無く
生くるとも死すとも知れず雪柳
わが庵(いお)は都のたつみしかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり 喜撰法師 百人一首 8、古今集 雑下
いにしへの習ひなれば本歌取り
わが庵(いお)は都の乾(いぬい)花吹雪 この夜憂しとぞ思ひはべりそ
(三月末芭蕉と曾良は江戸を出発)
菜の花や月は東に日は西に 蕪村
(私と蕪村は同郷です。)
水温む毛馬の堤に浅き夢
蒲公英や蕪村と歩む毛馬堤
毛馬堤むかし一望花菜畑
去りにける人こそ思ひ春愁ふ
海の紺乙女椿を簪(かざし)とす
降る桜夕べの風呂に浮かべけり
宝石のやうなる苺をいとほしみ
桜風呂この贅沢を許されよ
父の忌の激しき桜吹雪かな
麗かや少しうたた寝許されよ
水汲めば桜吹雪の湧きおこり 03.4.1 6.04
海風の朝の大路に芥子の花 03.4.1 6.10
菜の花を一束活ける妻のため
姫鱒の皿と菜花の壷並べ
レタス食み気持ちはまったき兎にて
一滴の雪解の水の大音響
春うらら売値忘れし行商人
春耕の小さき花壇紙の蝶
雪解水怒濤の堤蕗の薹
宣教師胸に一輪姫つばき
道を説く胸に一輪姫つばき
幻の溥傑旧宅花の雨
(中国最後の皇帝の弟、愛新覚羅溥傑氏の旧宅が千葉に保存)
道を説く心は熱し姫椿
静寂の桜の苑に吾ひとり
吾妹(わぎも)待つ桜吹雪の木の椅子に
姫鱒を焼けばたちまち花吹雪
連翹や常臥の母の意識無く
生くるとも死すとも知れず雪柳
わが庵(いお)は都のたつみしかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり 喜撰法師 百人一首 8、古今集 雑下
いにしへの習ひなれば本歌取り
わが庵(いお)は都の乾(いぬい)花吹雪 この夜憂しとぞ思ひはべりそ
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