水澄さん 4月1日の日記は初めて読む文章です。原典はラテン語ルカ福音書1章28-32からの引用でカトリックの祈祷文かと拝察しますがいかがでしょうか。できれば原典を読みたいと思います。教えていただければ幸いです。リズムが良く一編の詩です。
私は1611年イギリス ジェイムス1世版 KJV BIBLE を持っています。これはシェクスピアと同時代の英語でこれもリズム感があります。内容は殆ど水澄さんの日記と同じです。

Hail, thou that art highly favoured, the Lord is with thee. blessed art thou among women.
Fear not, Mary. for thou hast found favour with God.
And, behold, thou shalt conceive in thy womb, and bring forth a son, and shalt call his name JESUS.
He shall be great, and shall be called the Son of the Highest.
           King James Version Bible Luke 1:28- 32

虹色の姫鱒焼けば窓の辺に夕べの桜しばし散りける 麦秋(私の俳名)

姫鱒を焼けば窓辺に夕桜
鯉のぼり遠山はるか城甍
遠山の若葉に浮かぶ城甍
未熟の子ようやく育ち鯉のぼり
未熟の子やうやく一つ柏餅
蕗の葉にコロポックロのこんにちわ(アイヌ民話に寄せ)
白鳥のかうかうと引く秋津島
かりがねの遠雲にあり万華鏡
かぐや姫現れさうな竹の秋
秋津島いま北上の花便り
細波の志賀のみやこの花吹雪
子を産みし吾子の瞼に青葉風
みどりごの電話あぶあぶチューリップ
いざ歩ゆむ御成街道花吹雪
保育器の赤子育ちてチューリップ
幼なごの落書き多く罌粟の花
春愁やいくさに飢うる子等あれば
紫蘇の種蒔いて二夜のささめ雨 

四月馬鹿の句溢れぬ
お笑いあれ どうも季語のせいで川柳めき恐縮します。

この話美しすぎて四月馬鹿
まじめなる顔し冗談四月馬鹿
冗談を作る苦労も四月馬鹿
過ちを遂に認めず四月馬鹿
余りにもきれいな話四月馬鹿
一見はまことに見へて四月馬鹿
正義なるいくさ一杯四月馬鹿
解けきれぬなぞなぞ遊び四月馬鹿
謎解くに半日がかり四月馬鹿
識者談すべて可笑しき四月馬鹿
識者とは知恵なき人か四月馬鹿
年よりも若しとお世辞四月馬鹿

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