逢ひにゆく雲抱くやうに花だいて 長谷川双魚
(この人はもちろん恋人に逢いに行くのだ。)

雪柳一房抱くは雲のやう
ひこばえの桜を摘めが夕ごころ
花吹雪誕生祝ひ恥ずかしく
引く鳥のやがては青き空に融け
みちのくの国見の丘の花祭り
みちのくの国見の丘の潅仏会
さえずりの小鳥を求め朝歩き
試歩の友包む無限の落花かな
試歩の友屈みて拾ふ姫椿
試歩の友少し猫背や椿散る
こぶし降る散歩の道に百千鳥
引く鳥を追ふかに丘を歩みけり 
草萌に靴脱ぎ捨てし試歩の朝
青草に靴下脱ぎ捨てし試歩の朝
百千鳥羽を繕ふ遊歩道
水芭蕉睡る木道歩む夢

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