春愁や涙で癒す目の傷み
2003年4月23日眠りたぬ
目にうつりしは
そは誰か
青葉きらめく
君のおもかげ
くちづけを
すれば女神の
よみがへり
萌草を踏みて
ともにぞ舞はむ
すねたるは
君の言の葉
足らぬため
指触れあへば
麗かな朝
花あんず
君の前髪
目に掛かる
そっとあげても
みたきと思ふ
波のうた
響く南の
島なれば
椰子の実ひとつ
渚に拾ふ
瀬を早み川波躍る蕗の薹
蕗の薹採れば黒土かがやけり
若葉風はたちの夢は今もなほ
蒲公英のほつりほつりと復活祭
雨三夜机の芥子の開きけり
春の夢覚めても介護疲れかな
筍ごはん炊きをる妻のやさしくて
筍を茹でて心の柔らかに
濯ぎもの数多干せば食卓芥子の花
八重桜望む窓辺に衣干す
国見山村々統すべて笑ひけり
就職の決まり青年夏背広
少年の萌草に寝てゲーテ読み
赴任せし北のみやこのリラ祭り
北上の川浪響く蕗の薹
みちのくの闇深ければ大銀河
鳥の声聞こへる度に落ち椿
花飾るしぐさでレタス盛りにけり
星屑のほつほつ降れる花大根
屯田の部落雪解の水響き
ひともとの木に紅白の桜花
藤便りようやく聞こへ昨日今日
春愁や涙で癒す目の傷み
目にうつりしは
そは誰か
青葉きらめく
君のおもかげ
くちづけを
すれば女神の
よみがへり
萌草を踏みて
ともにぞ舞はむ
すねたるは
君の言の葉
足らぬため
指触れあへば
麗かな朝
花あんず
君の前髪
目に掛かる
そっとあげても
みたきと思ふ
波のうた
響く南の
島なれば
椰子の実ひとつ
渚に拾ふ
瀬を早み川波躍る蕗の薹
蕗の薹採れば黒土かがやけり
若葉風はたちの夢は今もなほ
蒲公英のほつりほつりと復活祭
雨三夜机の芥子の開きけり
春の夢覚めても介護疲れかな
筍ごはん炊きをる妻のやさしくて
筍を茹でて心の柔らかに
濯ぎもの数多干せば食卓芥子の花
八重桜望む窓辺に衣干す
国見山村々統すべて笑ひけり
就職の決まり青年夏背広
少年の萌草に寝てゲーテ読み
赴任せし北のみやこのリラ祭り
北上の川浪響く蕗の薹
みちのくの闇深ければ大銀河
鳥の声聞こへる度に落ち椿
花飾るしぐさでレタス盛りにけり
星屑のほつほつ降れる花大根
屯田の部落雪解の水響き
ひともとの木に紅白の桜花
藤便りようやく聞こへ昨日今日
春愁や涙で癒す目の傷み
コメント