真砂女いま
卯波の店を
次の世に
開きしといふ
便り聞きけり

糸手毬
跳ね返りては
ころころと
睡蓮の池
青きたそがれ

はなさつき
少し開ききし
朝にして
君の癒しを
祈るばかりか

藤咲きて
天神詣で
なしたれば
君のためにぞ
深く祈りそ

春日傘斜ぎ佳人の片笑窪
花桃を間引く指先甲斐の富士
入学子母に笑みもて手を振れり
祭笛仕りけるは漁師らし
深川や芭蕉はいまも雛の夢
深川を発ちて芭蕉は春の旅
初夏の尾瀬彷徨ひたればば遠郭公
鳥帰る貝塚の丘まろやかに
春風は浪漫の夢をのせて来し
わらべ絵の象の遊べる虹の空 

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