夫亡くも化粧ひ忘れず芥子の花
鈴蘭を育てるのみぞ夫喪き後
若葉雨園児の傘の大きすぎ
雨に揺る豆の花こそ薄みどり
緑なる雨のそぼ濡る豆の花
ふき日々に育てる雨となりにけり
逢ふごとに友に告げるは藤のこと
舞台には藤の風来し里神楽
吾妹子も紫の上か藤の苑
藤咲くと風の便りのありにけり
紫の君藤の苑にぞおはしけり
藤咲かせ葛餅作り二百年
生き代わり葛餅作る藤の花
葛の餅きなこたっぷり藤を見て
藤の香やお茶たっぷりと葛の餅

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