更衣鏡に掛けし帯ひとつ
2003年5月9日最近インターネット英語俳句に投句しています。妖しげな英語ごめんなさい。
Early summer wind !
The girl earnest loves for har kitty
(初夏の風乙女子猫に恋をせし)
Azalea blossoms !
A missonary was cutting hair
By his wife.
(花さつき妻に髪切らるる宣教師 )
鯉のぼり鉛筆書きの恋の文
葉桜の林に燃やす恋の文
みちのくの紙漉の庭落とし文
藤散るや絵馬の一枚恋の歌
藤の風絵馬に記せし恋願ひ
初夏の海望みし砂丘馬車歩む
じゃじゃ馬の今は淑やか夏料理
花大根単身赴任二年過ぎ
空豆を抓む指にて文を開く
幼な子の一番大きな苺摘む
新聞に散るパンの屑藤の花
お見舞に持ちし一束花さつき
退院のめどは付かずに藤の雨
青東風に浮かれ一人の太極拳
紫陽花やカーテン引かる病ひ部屋
パソコンの画面見つめて藤の風
お祝いをメールで送る藤の夜
雲水の鉄鉢に降る藤の花
幼な子のシンデレラ好き鯉のぼり
そら豆を茹でて下総との曇り
ロゼワイン薦められしが皐月の夜
林檎割る朝の食卓初夏の風
若葉照りまなこ傷みて薬飲む
メール打つ春は名のみの誕生日
さざ波の志賀の湖には花筏
去年より七日遅れの藤まつり
葛餅に店に聞きたり藤便り
貝塚の埴輪の呼ぶや藤の風
藤を見てどこかに杖を忘れけり
げんげ田に大柱立て鯉のぼり
職退きて新しき友また加へ
あやめ田や前に行くのみ振りむかず
卒業の校歌蕪村の大河あり
脱ぎ捨てて鏡に掛ける花衣
下萌の校庭校舎今は無き
越訛りにて食卓の藤便り
草萌や廃校となる母校かな
窓開けて一日一夜藤の風
うららかや親指姫のつもりの子
妻むかし稚けなかりし小百合かな
黒板を濡れ布で拭き卒業す
八重桜良く見むとして窓を拭く
白鳥の去る雲見つめ涙ぐむ
揺れるたび風を呼びけり糸柳
億年のただ一瞬の合歓の花
涅槃西風の海岸線に屑珊瑚
耶蘇人の茴香育て歳重ね
藤苑に紫の上ある如く
藤の風揺れける絵馬に恋の歌
奈良七重若葉の風は鑑真に
若葉風忘れられたる忠魂碑
更衣鏡に掛けし帯ひとつ
Early summer wind !
The girl earnest loves for har kitty
(初夏の風乙女子猫に恋をせし)
Azalea blossoms !
A missonary was cutting hair
By his wife.
(花さつき妻に髪切らるる宣教師 )
鯉のぼり鉛筆書きの恋の文
葉桜の林に燃やす恋の文
みちのくの紙漉の庭落とし文
藤散るや絵馬の一枚恋の歌
藤の風絵馬に記せし恋願ひ
初夏の海望みし砂丘馬車歩む
じゃじゃ馬の今は淑やか夏料理
花大根単身赴任二年過ぎ
空豆を抓む指にて文を開く
幼な子の一番大きな苺摘む
新聞に散るパンの屑藤の花
お見舞に持ちし一束花さつき
退院のめどは付かずに藤の雨
青東風に浮かれ一人の太極拳
紫陽花やカーテン引かる病ひ部屋
パソコンの画面見つめて藤の風
お祝いをメールで送る藤の夜
雲水の鉄鉢に降る藤の花
幼な子のシンデレラ好き鯉のぼり
そら豆を茹でて下総との曇り
ロゼワイン薦められしが皐月の夜
林檎割る朝の食卓初夏の風
若葉照りまなこ傷みて薬飲む
メール打つ春は名のみの誕生日
さざ波の志賀の湖には花筏
去年より七日遅れの藤まつり
葛餅に店に聞きたり藤便り
貝塚の埴輪の呼ぶや藤の風
藤を見てどこかに杖を忘れけり
げんげ田に大柱立て鯉のぼり
職退きて新しき友また加へ
あやめ田や前に行くのみ振りむかず
卒業の校歌蕪村の大河あり
脱ぎ捨てて鏡に掛ける花衣
下萌の校庭校舎今は無き
越訛りにて食卓の藤便り
草萌や廃校となる母校かな
窓開けて一日一夜藤の風
うららかや親指姫のつもりの子
妻むかし稚けなかりし小百合かな
黒板を濡れ布で拭き卒業す
八重桜良く見むとして窓を拭く
白鳥の去る雲見つめ涙ぐむ
揺れるたび風を呼びけり糸柳
億年のただ一瞬の合歓の花
涅槃西風の海岸線に屑珊瑚
耶蘇人の茴香育て歳重ね
藤苑に紫の上ある如く
藤の風揺れける絵馬に恋の歌
奈良七重若葉の風は鑑真に
若葉風忘れられたる忠魂碑
更衣鏡に掛けし帯ひとつ
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