夏草や兵どもが夢の跡  松尾芭蕉 奥の細道 平泉にて
Summer grass
’tis all that remains
of warriors’ dream
(Translatede by Susumu Takiguchi December 29,2002 THE DAILY YOMIURI)

尾瀬の野を歩めば郭公木霊せり 麦秋
Walking Oze basin
I hear some echo of singing cuckoo
Bakusyu

短歌コーナー
桜ん坊食みてひそかに思ふれば桜桃忌ともなりにけるかも
半年の忘れネクタイ見付けたるこの嬉しさに囀りを聞く
毎朝に教育勅語唱へたる昭和は遙か深く悲しむ

俳句コ−ナー
わらべ絵の虹に乗りたるパンダかな 
北斎の卯波に富士の浮かびけり
濃紫陽花自転車の籠に滴れり
渡し舟接岸乱る花菖蒲
源氏名の菖蒲にありて水響く
公孫樹若葉萌えて心の寧らかに
ルビーとも思ひ桜桃食みにけり
水無月のそよ風透る埴輪の瞳
あおによしシルクロードの桑若葉
素麺や白木の箸を割りし音
山梔子や水汲むために家を出る
山梔子や水汲むためだけ用ひとつ
昼寝後の旨き余韻の四半時

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