生涯の恋を貫き夏暖簾
2003年6月30日短歌コーナー
ころころと手毬ころがり駕籠の前紀州の殿様にこりと笑ふ
飛ぶ鳥の明日香の里の石舞台去りにし君を捜し求むる
止まらぬは私の心なぜならば思ひ焦がれし君を追ふ故
天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも 阿倍仲麿 古今集、百人一首
本歌取りを試みます。
いにしへの生駒にかかる月もまた逝きにし友を思ひ悲しむ 麦秋
(私の従姉のことです。)
二重虹女神の恋もあると言ふミロのヴィーナスかくもありなむ
だいぶ前西洋美術館にミロのヴィーナスが来ました。4時間並んで見ました。うーん美しい女神でありました。
生涯の恋を貫き夏暖簾
恋悲しまた美はしや糸柳
沖富士や恋の真砂女は夏痩せて
草餅をたっぷり食べて痩せぬ筈
夏草やつはもの今は句を案ず
夏草や生き残りては句をつくる
車椅子に背伸びし見るは遠花火
遠花火逝きにし母の車椅子
望月やまなうらにあるかぐや姫
少しでも汗沁むハンカチ洗ふべし
水無月の沖を見つめしお蝶さん
扇にてあしらはれたる蝶々かな
佳人いま扇あしらひ巧みにて
白扇に描く一筆水すまし
ころころと手毬ころがり駕籠の前紀州の殿様にこりと笑ふ
飛ぶ鳥の明日香の里の石舞台去りにし君を捜し求むる
止まらぬは私の心なぜならば思ひ焦がれし君を追ふ故
天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも 阿倍仲麿 古今集、百人一首
本歌取りを試みます。
いにしへの生駒にかかる月もまた逝きにし友を思ひ悲しむ 麦秋
(私の従姉のことです。)
二重虹女神の恋もあると言ふミロのヴィーナスかくもありなむ
だいぶ前西洋美術館にミロのヴィーナスが来ました。4時間並んで見ました。うーん美しい女神でありました。
生涯の恋を貫き夏暖簾
恋悲しまた美はしや糸柳
沖富士や恋の真砂女は夏痩せて
草餅をたっぷり食べて痩せぬ筈
夏草やつはもの今は句を案ず
夏草や生き残りては句をつくる
車椅子に背伸びし見るは遠花火
遠花火逝きにし母の車椅子
望月やまなうらにあるかぐや姫
少しでも汗沁むハンカチ洗ふべし
水無月の沖を見つめしお蝶さん
扇にてあしらはれたる蝶々かな
佳人いま扇あしらひ巧みにて
白扇に描く一筆水すまし
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