短歌コーナー
ころころと手毬ころがり駕籠の前紀州の殿様にこりと笑ふ
飛ぶ鳥の明日香の里の石舞台去りにし君を捜し求むる
止まらぬは私の心なぜならば思ひ焦がれし君を追ふ故

天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも 阿倍仲麿 古今集、百人一首

本歌取りを試みます。
いにしへの生駒にかかる月もまた逝きにし友を思ひ悲しむ  麦秋
(私の従姉のことです。)

二重虹女神の恋もあると言ふミロのヴィーナスかくもありなむ

だいぶ前西洋美術館にミロのヴィーナスが来ました。4時間並んで見ました。うーん美しい女神でありました。


生涯の恋を貫き夏暖簾
恋悲しまた美はしや糸柳
沖富士や恋の真砂女は夏痩せて 
草餅をたっぷり食べて痩せぬ筈
夏草やつはもの今は句を案ず
夏草や生き残りては句をつくる 
車椅子に背伸びし見るは遠花火
遠花火逝きにし母の車椅子 
望月やまなうらにあるかぐや姫
少しでも汗沁むハンカチ洗ふべし
水無月の沖を見つめしお蝶さん
扇にてあしらはれたる蝶々かな
佳人いま扇あしらひ巧みにて
白扇に描く一筆水すまし

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