みちのくの紙漉村の青芒
2003年7月6日短歌コーナー
微かにも美しき紅見付けけりその白詰草の胸の飾りに
若草の絵の具を買ひて描きけり柳のそよぐ俳画一枚
甘い水好きなる蛍あると聞く吾は好きなるほろ苦き珈琲
俳句コーナー
花火消へ悲しくもありこのところ
羅の袖を引かるること嬉し
睡蓮にさざ波寄せる朝の風
さざ波の志賀の淡海水すまし
短夜の鶏声こそ懐かしき
短夜の朝刊配り会釈せし
囀に目を覚ましては野を歩む
クローバの素足になじむ太極拳
クローバの素足になじむ宵歩き
みちのくの紙漉村の青芒
青芒頬を掠めし宵歩き
月下美人あしたの命誰が知る
山梔子の一瞬に崩る地震(ない)なりし
しばらくは山梔子の香に酔ひにけり
山梔子の崩れるることも憂ひかな
梅雨なれど玻璃の指輪を誇る友
山梔子や初恋の人お下げ髪
夏の夜の夢にお下げの君の顔
微かにも紅見付けけり白詰草
微かにも美しき紅見付けけりその白詰草の胸の飾りに
若草の絵の具を買ひて描きけり柳のそよぐ俳画一枚
甘い水好きなる蛍あると聞く吾は好きなるほろ苦き珈琲
俳句コーナー
花火消へ悲しくもありこのところ
羅の袖を引かるること嬉し
睡蓮にさざ波寄せる朝の風
さざ波の志賀の淡海水すまし
短夜の鶏声こそ懐かしき
短夜の朝刊配り会釈せし
囀に目を覚ましては野を歩む
クローバの素足になじむ太極拳
クローバの素足になじむ宵歩き
みちのくの紙漉村の青芒
青芒頬を掠めし宵歩き
月下美人あしたの命誰が知る
山梔子の一瞬に崩る地震(ない)なりし
しばらくは山梔子の香に酔ひにけり
山梔子の崩れるることも憂ひかな
梅雨なれど玻璃の指輪を誇る友
山梔子や初恋の人お下げ髪
夏の夜の夢にお下げの君の顔
微かにも紅見付けけり白詰草
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