短歌コーナー
山吹の立ちよそひたる山清水汲みに行かめど道の知らなく  高市皇子 万葉集2.158

弦薔薇の立ちよひたる湧き水を汲みにゆかばや唯それだけが為   麦秋

俳句コーナー
ふと思ひカンナの苑を朝に来し
葉桜の蔭のベンチで応援す
サッカーの子を応援す青葉蔭
メロン売る駅前三時の歌時計
吾も亦一病息災ひと泳ぎ
背泳の目に一筋の日矢の差し
ラベンダーの野に短き旅を終へにけり
七夕を見し夜突然赴任令
仙台ややがて悲しき星祭り
サングラス取ればまばゆき佳人かな
顔の傷強調せしはサングラス
ほたほたと珈琲沸かす梅雨ごもり
田植機を洗ひ仰ぐは遠赤城
梅雨曇指に残りしインクの香
髪洗ふべし小さなうつを払ふべし
巴里祭やハミングをして皿洗ふ
素麺にダイヤアイスを数多置き
夏背広軽きが故に麻が好き
麦秋や少年の夢今もなほ
神楽面取れば少年青嵐
クローバの野に浜の風あまねしや
気がつけば小鳥来ている昼寝覚め

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