手話の指溢れる微笑かきつばた
2003年7月15日短歌コーナー
その瞳見つめるさへも幸せになると思ひて君に便りす
愛すれど君の笑みには冷たさのかすかにありて心いためる
桜貝ひとつ飾りし君の耳私の話聞くや聞かずや
百敷の大宮人は「てふてふ」と呼びたる蝶はラベンダの野に
俳句コーナー
梅雨晴や水の豊かに那智の瀧
夕立にたちまち隠る神の瀧
噴水の歌声を聞く心地して
白木蓮の騒ぐ風ともなりにけり
朧夜にあやしき女歩きけり
日矢差して竹の子山に嬰(やや)遊ぶ
たんぽぽや裸足で遊ぶこと嬉し
寝るでなくぼんやりとして梅雨ごもり
九十の母逝きてより早や文月
風生忌草餅美味しと思ふこと
自画像は十歳若し黄のカンナ
手話の指溢れる微笑かきつばた
しめ縄を替へて豊かや神の瀧
夕涼み角飛車抜きの将棋など
その瞳見つめるさへも幸せになると思ひて君に便りす
愛すれど君の笑みには冷たさのかすかにありて心いためる
桜貝ひとつ飾りし君の耳私の話聞くや聞かずや
百敷の大宮人は「てふてふ」と呼びたる蝶はラベンダの野に
俳句コーナー
梅雨晴や水の豊かに那智の瀧
夕立にたちまち隠る神の瀧
噴水の歌声を聞く心地して
白木蓮の騒ぐ風ともなりにけり
朧夜にあやしき女歩きけり
日矢差して竹の子山に嬰(やや)遊ぶ
たんぽぽや裸足で遊ぶこと嬉し
寝るでなくぼんやりとして梅雨ごもり
九十の母逝きてより早や文月
風生忌草餅美味しと思ふこと
自画像は十歳若し黄のカンナ
手話の指溢れる微笑かきつばた
しめ縄を替へて豊かや神の瀧
夕涼み角飛車抜きの将棋など
コメント