絵手紙の向日葵一輪はらり落ち
2003年7月19日短歌コーナー
あしひきの山のしずくに妹待つと我立ち濡れぬ山のしずくに 大津皇子 万葉集2.107
あしひきの山割れて落つこの大瀧を神と崇めし古(いにしえ)の人
万葉の恋歌読みて吾は亦いにしへの歌人友とぞ思ふ
耳しひのこけし職人戯れに挽きし木独楽のくるくる廻る
久方ののどけき日和ありにける真砂女の安房に浜木綿咲きて
俳句コーナー
桃実る甲斐より帰り次の旅
ギターの絃切れて突如と若葉風
行々子緩やかなれば太極拳
葦切や緩やかが佳し太極拳
蟻遊ぶ野に緩かに太極拳
朝顔や妻の好みの立ち話
朝顔やプールの水は冷たくて
発車せし後の空白蟻遊ぶ
陸橋の上に海風宵祭り
露草や布靴良けれ太極拳
薔薇園のとんねるの中妻が居し
太古より岩柱ある夏の月
宵祭りとても大きなイヤリング
空蝉の触ればはらりと落ちにけり
絵手紙の向日葵一輪はらり落ち
扇風機眠りさうなる日照りかな
太陽の色持つ枇杷を惜しみけり
玉の子の今はなつかず青嵐
夏霧や尾瀬の綿菅いまさかり
親鸞の配流の国の菖蒲かな
あしひきの山のしずくに妹待つと我立ち濡れぬ山のしずくに 大津皇子 万葉集2.107
あしひきの山割れて落つこの大瀧を神と崇めし古(いにしえ)の人
万葉の恋歌読みて吾は亦いにしへの歌人友とぞ思ふ
耳しひのこけし職人戯れに挽きし木独楽のくるくる廻る
久方ののどけき日和ありにける真砂女の安房に浜木綿咲きて
俳句コーナー
桃実る甲斐より帰り次の旅
ギターの絃切れて突如と若葉風
行々子緩やかなれば太極拳
葦切や緩やかが佳し太極拳
蟻遊ぶ野に緩かに太極拳
朝顔や妻の好みの立ち話
朝顔やプールの水は冷たくて
発車せし後の空白蟻遊ぶ
陸橋の上に海風宵祭り
露草や布靴良けれ太極拳
薔薇園のとんねるの中妻が居し
太古より岩柱ある夏の月
宵祭りとても大きなイヤリング
空蝉の触ればはらりと落ちにけり
絵手紙の向日葵一輪はらり落ち
扇風機眠りさうなる日照りかな
太陽の色持つ枇杷を惜しみけり
玉の子の今はなつかず青嵐
夏霧や尾瀬の綿菅いまさかり
親鸞の配流の国の菖蒲かな
コメント