群青の絵の具で描く青柳
2003年7月26日短歌コーナ
東(ひむかし)の野にかぎろひの立つ見えてかへりみすれば月かたぶきぬ 柿本人麻呂 万葉集1.48
祝日の学校ひとり尋ぬれば人居ぬ廊下陽炎遊ぶ
西鶴の恋のおみなは死に至るただその恋を貫くためにぞ
山寺の和尚は今宵また木魚を叩き狸と遊ぶ (日本昔話 )
俳句コーナー
炎熱の太陽を待つプール際
ジョギングの川辺豊かに糸柳
群青の絵の具で描く青柳
瀧しぶきの散りて群青世界かな
海神の祠の裾に青葉潮
駅よりは青葉潮見へ大漁旗
ふと降りし見知らぬ駅に岩燕
燕の子可愛いくもあり亦やかましく
蕨摘みはるかな丘の子を呼べり
早蕨を摘むはいとしき君のため
文字摺草摘みては恋を語りけり
その寡婦は文字摺草をいつくしみ
告白にためらい多く文字摺草
木槿垣入るに暫くためらへり
白木槿と言うも花弁に紅走る
水を汲むあたり木槿の花ざかり
山梔子の茂みに隠る子猫かな
山梔子や童は墓にかくれんぼ
涙とも梅雨とも知れず墓参り
ジョギングの皇居一周汗少し
汗くさき道衣を洗ふこと愉し
ジョギングの川辺豊かに糸柳
喪の友を訪なふ為に髪洗ふ
洗ふべし水着に汗は無けれども
東(ひむかし)の野にかぎろひの立つ見えてかへりみすれば月かたぶきぬ 柿本人麻呂 万葉集1.48
祝日の学校ひとり尋ぬれば人居ぬ廊下陽炎遊ぶ
西鶴の恋のおみなは死に至るただその恋を貫くためにぞ
山寺の和尚は今宵また木魚を叩き狸と遊ぶ (日本昔話 )
俳句コーナー
炎熱の太陽を待つプール際
ジョギングの川辺豊かに糸柳
群青の絵の具で描く青柳
瀧しぶきの散りて群青世界かな
海神の祠の裾に青葉潮
駅よりは青葉潮見へ大漁旗
ふと降りし見知らぬ駅に岩燕
燕の子可愛いくもあり亦やかましく
蕨摘みはるかな丘の子を呼べり
早蕨を摘むはいとしき君のため
文字摺草摘みては恋を語りけり
その寡婦は文字摺草をいつくしみ
告白にためらい多く文字摺草
木槿垣入るに暫くためらへり
白木槿と言うも花弁に紅走る
水を汲むあたり木槿の花ざかり
山梔子の茂みに隠る子猫かな
山梔子や童は墓にかくれんぼ
涙とも梅雨とも知れず墓参り
ジョギングの皇居一周汗少し
汗くさき道衣を洗ふこと愉し
ジョギングの川辺豊かに糸柳
喪の友を訪なふ為に髪洗ふ
洗ふべし水着に汗は無けれども
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