みどりごのでんぐり返り日輪草
2003年8月5日短歌コーナー
うちあげるはなびによせるわがおもひきみのもとへとはるかとどけむ
俳句コーナー
弟子持たぬ俳人逝きし夏の星
鱧食みし夢のなかにも逝きにけり
(俳人 草間時彦 逝去83歳 追悼2句)
明け易し秒針の音に目覚めけり
白髭に手入れ丁寧パナバ帽
白髭の誇り高くてパナバ帽
ガラス器に溢るる程の掻き氷
みどりごの唇真っ赤掻き氷
大団扇時折休め句を案ず
向日葵の道を巡りて子の家へ
檜扇を時折休め句を案ず
みどりごの鼻は祖母似で西瓜好き
みどりごのでんぐり返り日輪草
房総は海に国にて岩燕
洞窟を出し清流に遠河鹿
みどりごのまなこの円ら青蛙
尖塔に雲の休憩夕爾の忌
パナマ帽少しの気取り草田男忌
燈台の沖に怒濤や秋桜
泉より水汲みたれば雀来る
すだきける虫は短命死と生と
埴輪立つ貝塚の丘二重虹
青嵐埴輪のまなこ吹きとおり
大夕焼の埴輪の丘にもの思ふ
いにしへは貝塚に寄す青葉潮
神鏡を照り返しては青葉潮
靖国の神の恨みや終戦日
炎暑の地いまなほ戦火なほ哀し
終戦日信ずるものは何も無し
終戦日熱き涙が頬濡らす
膝まづき鎮魂のみの敗戦日
うちあげるはなびによせるわがおもひきみのもとへとはるかとどけむ
俳句コーナー
弟子持たぬ俳人逝きし夏の星
鱧食みし夢のなかにも逝きにけり
(俳人 草間時彦 逝去83歳 追悼2句)
明け易し秒針の音に目覚めけり
白髭に手入れ丁寧パナバ帽
白髭の誇り高くてパナバ帽
ガラス器に溢るる程の掻き氷
みどりごの唇真っ赤掻き氷
大団扇時折休め句を案ず
向日葵の道を巡りて子の家へ
檜扇を時折休め句を案ず
みどりごの鼻は祖母似で西瓜好き
みどりごのでんぐり返り日輪草
房総は海に国にて岩燕
洞窟を出し清流に遠河鹿
みどりごのまなこの円ら青蛙
尖塔に雲の休憩夕爾の忌
パナマ帽少しの気取り草田男忌
燈台の沖に怒濤や秋桜
泉より水汲みたれば雀来る
すだきける虫は短命死と生と
埴輪立つ貝塚の丘二重虹
青嵐埴輪のまなこ吹きとおり
大夕焼の埴輪の丘にもの思ふ
いにしへは貝塚に寄す青葉潮
神鏡を照り返しては青葉潮
靖国の神の恨みや終戦日
炎暑の地いまなほ戦火なほ哀し
終戦日信ずるものは何も無し
終戦日熱き涙が頬濡らす
膝まづき鎮魂のみの敗戦日
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