秋めくや酢和への若布喉に添ひ
2003年8月13日短歌コーナ
秋来ぬと風に目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる 藤原俊行 古今集
葛飾の真間の手児名をまことかも我に寄すとふ真間の手児名を 万葉集14.3384
葛飾の真間の手児名の跡慕ひ訪れたれば今秋桜 麦秋
俳句コーナー
菊花展始まる朝の箒跡
この朝の風もさやかな秋桜
蝌蚪あまた音符となりて歌ひけり
海星踏み心ともなき子の歩み
母在す星もありけり星月夜
吾が栖朝の風にもさやかかな
孫の手て背中を掻くも虫刺さされ
虫すだく夜に繙く季寄せかな
繙きし古今集にぞ風さやか
古(いにしえ)の和歌集買ふも素秋かな
雅楽にて舞ふ太極拳や秋涼し
茸汁少しは若布散らしけり
秋めくや酢和への若布喉に添ひ
みちのくの生椎茸を土産とし
鯖雲や俳句の奥の深さかな
さきはひや昼寝覚めには満ち足りて
箸置きは翠の硝子いま素秋
たゆたへる鵜舟のあまた大花火
鰯雲割りてジェット機飛行雲
巫女稚なこの花咲くや姫祭
秋来ぬと風に目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる 藤原俊行 古今集
葛飾の真間の手児名をまことかも我に寄すとふ真間の手児名を 万葉集14.3384
葛飾の真間の手児名の跡慕ひ訪れたれば今秋桜 麦秋
俳句コーナー
菊花展始まる朝の箒跡
この朝の風もさやかな秋桜
蝌蚪あまた音符となりて歌ひけり
海星踏み心ともなき子の歩み
母在す星もありけり星月夜
吾が栖朝の風にもさやかかな
孫の手て背中を掻くも虫刺さされ
虫すだく夜に繙く季寄せかな
繙きし古今集にぞ風さやか
古(いにしえ)の和歌集買ふも素秋かな
雅楽にて舞ふ太極拳や秋涼し
茸汁少しは若布散らしけり
秋めくや酢和への若布喉に添ひ
みちのくの生椎茸を土産とし
鯖雲や俳句の奥の深さかな
さきはひや昼寝覚めには満ち足りて
箸置きは翠の硝子いま素秋
たゆたへる鵜舟のあまた大花火
鰯雲割りてジェット機飛行雲
巫女稚なこの花咲くや姫祭
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