師への思慕遙かな虹に託しけり
2003年8月26日トンネルを抜けて入りたる雲のなかいま芋嵐またコスモス咲ける
森のなか歩むは愛する君とともいま森林浴をなさんとぞする
桃剥けば裏富士赤く暮れにけり
やがて行く学校にある桑いちご
手の平に握るあめ玉秋祭り
秋の夜に公園で会ふ友ひとり
母の魂戻り来たりし素秋かな
天気さへ良ければ花野散歩せむ
竜巻の渦の移動も秋暑し
佐久平雲に冷えたる秋桜
平和ぼけ秋のなすびは旨すぎて
霊棚に供ふ秋茄子二つ三つ
空蝉や未だはらから帰らぬ夜
吾が思ひ空蝉にあり日照り雨
師への思慕遙かな虹に託しけり
雁来紅活けて清楚に寡婦通す
雁来紅活けて祈りの深さかな
みちのくの柿を思へば逝きし人
幼き子残し逝きけり凌霄花
哲人の顔とも思ふ枯蟷螂
表紙絵の夢二の女秋に痩せ
恋の文焚いて寂しき素秋の夜
蜩や徹夜の作業終へし朝
飛ぶ雲や口笛吹くも秋祭
あの世にて酒飲む父よ星祭
かき氷崩して思ふ恋の文
森のなか歩むは愛する君とともいま森林浴をなさんとぞする
桃剥けば裏富士赤く暮れにけり
やがて行く学校にある桑いちご
手の平に握るあめ玉秋祭り
秋の夜に公園で会ふ友ひとり
母の魂戻り来たりし素秋かな
天気さへ良ければ花野散歩せむ
竜巻の渦の移動も秋暑し
佐久平雲に冷えたる秋桜
平和ぼけ秋のなすびは旨すぎて
霊棚に供ふ秋茄子二つ三つ
空蝉や未だはらから帰らぬ夜
吾が思ひ空蝉にあり日照り雨
師への思慕遙かな虹に託しけり
雁来紅活けて清楚に寡婦通す
雁来紅活けて祈りの深さかな
みちのくの柿を思へば逝きし人
幼き子残し逝きけり凌霄花
哲人の顔とも思ふ枯蟷螂
表紙絵の夢二の女秋に痩せ
恋の文焚いて寂しき素秋の夜
蜩や徹夜の作業終へし朝
飛ぶ雲や口笛吹くも秋祭
あの世にて酒飲む父よ星祭
かき氷崩して思ふ恋の文
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