恋しくて夢にぞ見たる面影はいつも微笑み吾を招きぬ
玄関のベルを押すのを躊躇ひぬ秘かに君を想うならばぞ

水澄むや句会の庭の石畳
絵手紙の月にそよぎし芒かな
絵手紙の月の湿りも露の夜
にぎり飯筋子を入れて秋遊び
夏衣すべて洗濯鰯雲
夏衣すっかり干して鰯雲
絵手紙の月にそよげる青芒
蟷螂は生きる為にと夫食む
蟷螂の哲人めきしくしゃみかな
震災忌サイレンを聞き泳ぎけり
震災忌雲の隙間に日矢差して
敗戦忌生きる為にぞ草を食む
秋暑し草を見るさへ煩はし
生きること煩はしとて三尺寝
群青で描く柳も今朝の秋
絵手紙の芒はすべて青墨で
黒馬の肥えて嘶き天にまで
蕎麦の花にじみしほどの佐久の雲


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