黄落や硝子工房職人は青き炎を吹きて汗する
蔵多き小樽の街の工房に蒼き火を吹き玻璃玉創る
明日の夜は望月あると妻は宣ふ藤原道長いかに思はむ


遺品には絵扇のあり風さやか
川霧の朝市に買ふ蕪漬
帰宅して最初に食むは心太
生きていて良けれと思ふ初涼かな
浜木綿の沖に未来のある如し
新涼や南部牛追ひ口ずさむ
白河の関訪れたれば蝉時雨
河童忌や一千尺のにコンサート
河童忌や一千尺の音楽会
埴輪の目つつ抜けし風さやかにて
美女いまは蛇に変はる薪能
狂女いまは大蛇に変はるフラメンコ
美女いまは大蛇に変はるフラメンコ
狂女いまは蛇に変はりぬ薪能
初潮の鳴門の酸橘(すだち)賜りぬ
旅客機は初潮香る鳴門へと
黒蛇のぬっと現る泉かな
朝顔の朝に濡れたる泉かな
黄落や蒼き火を吹き玻璃創る
せつせつと小鳥のやうに葡萄食む
肩脱ぎて夕刊を読む残暑かな
風さやか赤子の寝息やすらかに
秋化粧するは日焼けを隠すため

(^−^) ささやかなHP開設しました。しりとり俳句、しりとり短歌コーナーがあります。上の家のアイコンから気楽に遊びに来て下さい。お待ちしています。

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