包丁の蒼く乾きし今朝の秋 ♪〜(^−^)♪〜
2003年9月19日新盆の母の魂帰りきし気配したるか鈴虫の止む
目を凝らす長き廊下のその奥に妖精のやう陽炎遊ぶ
疎開の子草履を編みて泣きにけり父母恋ひし祖母恋ひし
花蜜柑山いっぱいに咲きにけり遙かな沖の船は動かず
休刊日図書館休み敬老日
新秋刀魚腸の苦さを下に乗せ
読経なほかき消すほどの蝉時雨
鰯雲岬に丸き水平線
包丁の蒼く乾きし今朝の秋
胸にまで潮滾らせて鯊を釣る
青柚子や耶蘇人今宵寝不足で
朝顔の青が大好き朝の雲
陸奥人は田村麻呂好き武者佞武多
思惟佛の半眼にして菊日和
今さびし白河の関今朝の秋
掬い飲む真清水みちのく鳴子宿
爽涼や海風うまし総の国
夕焼を妻に見せむと窓開ける
鯊舟に潮の寄せ来る雲ひとつ
爽涼や鶯張りの長廊下
朝顔や朝の空気は澄みわたり
カンナ燃ゆ交差点にて句友待つ
賜りしキャンプの写真いたずら子
蜜柑山木の葉隠れの水平線
赤蜻蛉群遙かな沖に白き船
弦弾く爪も軽やか今朝の秋
赤蜻蛉誰の前にも遊びけり
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