大花野消へにし人の懐かしき
2003年9月20日革靴を履かぬこのごろサンダルをまことに愛し水を汲みけり
黄落の街路を眺む窓ありぬ小樽の古き硝子工房
朝顔の少し疲れのありにけり湧き水を汲む泉に柵に
みちのくの相馬盆唄胸を打つ
手に取れば余りに軽き秋扇
破れ芭蕉たちまち去りし海鵜かな
汲む水にば秋の旋律ありにけり
美女今は大蛇に変はる絵巻物
向日葵やゴッホの世界ここにあり
草虱付けて帰りし仔犬かな
何時までも花野に遊ぶ小犬かな
大花野消へにし人の懐かしき
その沖に白き船見へ蜜柑山
青蜜柑懐鞄に入れて山歩き
青柚子を賜りにける良夜かな
良く焼きし秋刀魚に絞る青柚かな
大根をおろして秋刀魚また宜し
秋大根少し辛めのおろしかな
走り蕎麦大根おろしの良く合ひし
鳥ととも渡りたき夜と想ひけり
雁がねと共に落ちゆく平家かな
黄落の街路を眺む窓ありぬ小樽の古き硝子工房
朝顔の少し疲れのありにけり湧き水を汲む泉に柵に
みちのくの相馬盆唄胸を打つ
手に取れば余りに軽き秋扇
破れ芭蕉たちまち去りし海鵜かな
汲む水にば秋の旋律ありにけり
美女今は大蛇に変はる絵巻物
向日葵やゴッホの世界ここにあり
草虱付けて帰りし仔犬かな
何時までも花野に遊ぶ小犬かな
大花野消へにし人の懐かしき
その沖に白き船見へ蜜柑山
青蜜柑懐鞄に入れて山歩き
青柚子を賜りにける良夜かな
良く焼きし秋刀魚に絞る青柚かな
大根をおろして秋刀魚また宜し
秋大根少し辛めのおろしかな
走り蕎麦大根おろしの良く合ひし
鳥ととも渡りたき夜と想ひけり
雁がねと共に落ちゆく平家かな
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