(*^−^*)
木道を歩めば花菅風に揺る尾瀬にも冬の到来近し
秋さやか榛名の山に紅葉降り旅の衣を錦飾れる

一冊の季寄せを潜め旅鞄
嵐山歩めば増へるあきつかな
菊月や旅の鞄にカメラ入れ
置き忘れたる家の鍵芋煮会
長き夜やしんみりと聞く君の声
見返りし佳人に会釈鰯雲
朝寒や袖より入る風少し
鷺遊ぶ水さへ澄みし桂川
石蕗活けて友を待ち居る未亡人
月冴えて旅の心の亦湧きて
さやかなる秋を溶け込む太極拳
こほろぎの早朝に湧きける旅心
ふと話す火星の接近紫蘇の花
笊蕎麦の汁に加はへし紫蘇の花
毒茸の食みたる話まことしやか
捨てきれぬ書籍寄贈の今朝の秋
午後からは雨催よひなる芋煮会
時雨忌や芭蕉を先師と句を捧ぐ
時雨忌や秘かにも湧く旅ごころ

コメント

お気に入り日記の更新

日記内を検索