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さざ波や志賀のみやこはあれにしを昔ながらの山桜かな  平忠度
(勅勘の身なれば読み人しらずとし故郷の花と言ふ題で千載集に入れられたり。)

冬うらら画仙紙買ひて菓子試食
さざなみの志賀の都の帰り花
寒暁の海に及びし水平線
虎落笛また来ますとて言ひのこし
逝く秋を惜しみてひとり珈琲を飲む
曼珠沙華描くに珈琲砂糖抜き
灯台を隠すほど揺れ銀すすき
流れ星古き友への遠電話
流れ星来し方語る遠電話
遠銀河来し方語る長電話
聖誕祭マザーテレサの愛の欲し
シクラメンマザーテレサは逝き久し
冬うららマザーテレサは子等愛し
桜桃の傷つき易し空の蒼     
白鶴の舞ふとも見へし太極拳
蒲団着て愉しき夢を見るべしや
大輪の菊の全き茶会かな     
猫の目の翠に光る星月夜
時雨るるや子猫となりて吾眠る

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