(*^。^*)
紀勢線蜜柑の花の咲く浜を通りて亦も山に入れる

玉のごとき小春日和を授かりし 松本たかし

朝顔の紺の映りし水汲めり 
団栗の呟き聞こゆ夜長かな
鰤起こし立山連峰海に落つ
秋深し季語の一つを選び抜く
禅寺の魚板を打てば秋の蝉
煎餅を割る音のして夜長かな
埴輪には潮騒聞こゆ仕草あり
描きたる椿一瞬崩れけり
その君は気高くもあり冬薔薇(そうび)
あなたこそ令夫人にて冬の薔薇
人形の踊りだしける夜長かな
冬化粧電車のなかでは遠慮召せ
駅前は蘭の香りの午後三時
駅広場真紅に染めシクラメン
冬うららマリアチャペルの婚の鐘
猫背伸びするほどまこと冬うらら 
珊瑚樹の実り豊かな句会かな

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