February 6 Friday 2004 Fair 11℃
1000 Floral museum. Central sports club swimming pool. 1200 Emoto’s hause take lunch.

春寒き一灯恃む坂住まひ 岡本眸
人波にもまれて春の来たりけり 仁平勝

幼なごに貰ふ大きなチョコレート吾も幼くなりたく思ふ
立雛は浮かれて月に遊びけり 

♪(*^。^*)♪
芦の一種、パピルスを千葉市花の美術館で見ました。ちなみに「芦、蘆」は秋の季語です。パピルス Papyrus はチグリス、ユーフラテスの古代社会では紙の原料でした。エジプトのナイル川岸に多く繁茂している芦の一種です。紙の語源となりました。ご承知のようには英語でPaper ドイツ語、フランス語で Papier スペイン語,ポルトガル語 Papelです。これらは皆パピルスが語源となっています。
 また旧約聖書ではモーセが赤ちゃんのときパピルスの籠に乗せられナイル川に浮かべられたことが書いてあります。「十戒」と言う映画が何度もTVでリバイバル上映されているのでご記憶にあるかと思います。日本に無い植物を俳句ではどう取り扱うか1つの問題です。しかし高浜虚子は海外旅行でも俳句を作り続けました。新聞やNHK俳壇でも外国から俳句が投稿されています。季語を芦とするか、例えば別の季語を使いパピルスを俳句内に入れるか、俳句作家の取り上げ方によるのでしょうか。

芦折れて立つ真直ぐなるものは佳し  山口誓子

芦の間に釣り人の目の光りけり  麦秋
パピルスや中東の秋哀しくて 

筑波嶺の峯より落つるみなの川恋ぞつもりて淵となりぬる 陽成院  百人一首

筑波嶺に雪かも降らるいなをかも愛しき児ろが布干さるかも  万葉集 14.3351 東歌
 (わたしの愛する人が筑波に降る雪かと思うほど白い布を干している。早く逢いたいな。もしかしたら早く来てよというメッセージかな。)
麦ちゃんは万葉集大好きです。

眠りける筑波の峯に笛を吹く  麦秋

天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも  阿倍仲麿 百人一首 古今集

遂に日本に帰れなかった仲麿の望郷の歌です。

遙かにも吾妻の国に来たぬれば生駒の月を遂に見ざれり   麦秋

祖母の実家が奈良だったので小学生の時、夏休みには毎年奈良に遊びの行きました。残念ながら今住んでいる千葉には高い山がありません。

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