秋深し繙く源氏明石の巻

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August 30 Monday 2004 Cloudy Fair　31℃
0900 Takasu swimming pool. 1600 Jusco Mrinpia met Mrs Teru Miura.

風の間に鱸の膾させにけり　　　鬼貫

秋霖にひとりの心笛を吹く
ささめ雨目覚めし朝の静けさよ
絵手紙に台風見舞花かぼちや
戦爭に正義など無し雲の峰
海辺には花火のあとや太極挙
太極挙修す秋風袖に入れ
秋立つや有楽町で佳人待つ
月見草競技終はりしオリンピア
紫蘇の葉の蘇りにける朝の雨
秋風に乗りて賛美歌聞こゆ苑
秋風や病ひの少女ひそと生く
元気なる園児の歌や紫蘇元気
純白にして百日紅風に散り
八月の月青ければ夜想曲
八月の月青ければセレナーデ
セレナーデ聞けばようやく八月尽
秋深し繙く源氏明石の巻
青き月高々とあり八月尽
桃を売る乙女の紅の髪かざり
安曇野の桃の畑の袋かけ