さざ波や星降る夜もヨットの航

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October 8 Friday 2004 Rain 22 ℃
1000 Central sports swimming pool. 1130 Ichibansen super market.

串の火を吹つ消したぶる鶫かな　　　皆吉爽雨

蕎麦はまだ花でもてなす山路かな　　　松尾芭蕉

水門に響くばかりの踊唄
川波に乘りて来たりぬ祭笛
川波に乘りて聞こへぬ祭笛
祭笛吹くは昔の漁師かな
かまきりの真面目くさつた顔に逢ひ
夏痩をせぬ妻のなげき聞く
ノックして西瓜の声を聞きにけり
稲刈りて風の軽やか光堂
爽涼や笛を吹くにも海の風
爽涼や風のささやき聞きにけり
爽涼や風のささやき葉のそよぎ
漁を継ぐべき筈が祭り笛
星飛ぶや今日も戦に人の逝く
さざ波や星降る夜もヨットの航
父履きし軍靴の重き天の川
天の川軍靴の重さ思ひけり
星降れば思ひの至る逝きし友