片栗のこのあえかさは君の頬
2003年3月15日花八ツ手この貴重なる宵なれば君の青春大切にせよ
青春は帰らぬものよ寒桜
大根を抜けばたちまち春の虹
君に問ふ春のひと時誰がためぞ
春の夢覚めても更に次の夢
家持の片栗の花手に包む
片栗のこのあえかさは君の頬
花八ツ手この貴重なる宵なれば
君に告ぐこの春刻を大切に
薄桜かくまで空の深さかな
薄桜かくまで空の蒼さかな
野遊びの思ひを誘ふ鳥の声
野遊びの思ひもだしく鳥の声
青林檎彼方に流る白き雲
さえずりの真中にある椿かな
真砂女忌の山茶花のあえかなる
真砂女逝くこの花冷えの暁に
真砂女逝く紅梅の散りし夜
真砂女逝く房の国花の雨
さえずりのわだなかにある紅椿
咲き満ちし桜の苑に君が逝き
房の国から桜便りと訃の知らせ
目しひなる人も頬笑み花の宴
意識無き母を看しあと花の雨
意識無き母を看しあと花の冷え
意識無き母の手さする花の冷え
青春は帰らぬものよ寒桜
大根を抜けばたちまち春の虹
君に問ふ春のひと時誰がためぞ
春の夢覚めても更に次の夢
家持の片栗の花手に包む
片栗のこのあえかさは君の頬
花八ツ手この貴重なる宵なれば
君に告ぐこの春刻を大切に
薄桜かくまで空の深さかな
薄桜かくまで空の蒼さかな
野遊びの思ひを誘ふ鳥の声
野遊びの思ひもだしく鳥の声
青林檎彼方に流る白き雲
さえずりの真中にある椿かな
真砂女忌の山茶花のあえかなる
真砂女逝くこの花冷えの暁に
真砂女逝く紅梅の散りし夜
真砂女逝く房の国花の雨
さえずりのわだなかにある紅椿
咲き満ちし桜の苑に君が逝き
房の国から桜便りと訃の知らせ
目しひなる人も頬笑み花の宴
意識無き母を看しあと花の雨
意識無き母を看しあと花の冷え
意識無き母の手さする花の冷え
I am asking your mind. いざこと問はむ都鳥 業平
2003年3月14日敵というもの吾に無し春の星
吾が妹の髪に触るべし春の蝶
*古典では恋人、妻も妹(いも)と呼びます。
駆けめぐる夢は弥生の炎にて
思ふべしほむらのなかの弥生かな
遙か来し波斯(ぺるしゃ)の人の罌粟植うる
紫陽花のいのち膨らむ青芽かな
願はくば紫雲英の園に眠りたし
汝がこころいざ事問はむ霜柱
北上の川波躍る蕗のたう
濃薊や杜のみやこを思ふとき
山吹は瀧のしぶきに冷へにけり
瀧風に山吹の揺れの止まずなり
貝寄風や浜に拾ひし紅珊瑚
貝寄風や浜に拾ひし屑珊瑚
涅槃西風や浜に拾ひし紅珊瑚
涅槃西風や浜に拾ひし屑珊瑚
オリーブの島へと水脈の柔らかく
お遍路の幾多の罪を背負ひけり
花の雨夢の奥にも夢ありて
石狩の川波たぎる蕗のたう
青林檎こころに残る深き傷
青林檎こころの傷を癒す旅
吾が妹の髪に触るべし春の蝶
*古典では恋人、妻も妹(いも)と呼びます。
駆けめぐる夢は弥生の炎にて
思ふべしほむらのなかの弥生かな
遙か来し波斯(ぺるしゃ)の人の罌粟植うる
紫陽花のいのち膨らむ青芽かな
願はくば紫雲英の園に眠りたし
汝がこころいざ事問はむ霜柱
北上の川波躍る蕗のたう
濃薊や杜のみやこを思ふとき
山吹は瀧のしぶきに冷へにけり
瀧風に山吹の揺れの止まずなり
貝寄風や浜に拾ひし紅珊瑚
貝寄風や浜に拾ひし屑珊瑚
涅槃西風や浜に拾ひし紅珊瑚
涅槃西風や浜に拾ひし屑珊瑚
オリーブの島へと水脈の柔らかく
お遍路の幾多の罪を背負ひけり
花の雨夢の奥にも夢ありて
石狩の川波たぎる蕗のたう
青林檎こころに残る深き傷
青林檎こころの傷を癒す旅
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Do you love Cinderella ?
2003年3月13日March 13 is Osaka airraid memorial day. On 1945 March 13 many many military airplains droped fire bombs in Osaka and many many children died in fire. They ware burned in alive. No more war! Against war!
シンデレラ好きならあげる桜草
シンデレラ貴女にあげる桜餅
Dear Cinderella please Japanese cherry cake.
Do you like ? Oh this is very delicious!
珈琲沸かす音も長閑けき弥生かな 3.46
友あまた熱火に逝きし弥生かな
友あまた炎に逝きし弥生かな
友悼みギター弾きける弥生かな
弥生なる炎の後は友を見ず
二歳にしシンデレラ好きクロッカス 3.59
あどけなくシンデレラ好き桜草
あどけなくシンデレラ好きチューリップ
ひなの絵にうかと付けたる泣きぼくろ
下総の可愛ゆき山の笑ひけり 03.3.13 4.40
下総のなべて小ぶりの山笑ふ
絵手紙に雛の一句を書き添へぬ
放哉の島オリーブの花の風
意識無き母を撫ずれば月おぼろ
鈴蘭の咲けば土さへうるはしき 03.3.13 14.18
如月の夜の碧さよ丁字の香(丁字=沈丁花)
シンデレラ好きならあげる桜草
シンデレラ貴女にあげる桜餅
Dear Cinderella please Japanese cherry cake.
Do you like ? Oh this is very delicious!
珈琲沸かす音も長閑けき弥生かな 3.46
友あまた熱火に逝きし弥生かな
友あまた炎に逝きし弥生かな
友悼みギター弾きける弥生かな
弥生なる炎の後は友を見ず
二歳にしシンデレラ好きクロッカス 3.59
あどけなくシンデレラ好き桜草
あどけなくシンデレラ好きチューリップ
ひなの絵にうかと付けたる泣きぼくろ
下総の可愛ゆき山の笑ひけり 03.3.13 4.40
下総のなべて小ぶりの山笑ふ
絵手紙に雛の一句を書き添へぬ
放哉の島オリーブの花の風
意識無き母を撫ずれば月おぼろ
鈴蘭の咲けば土さへうるはしき 03.3.13 14.18
如月の夜の碧さよ丁字の香(丁字=沈丁花)
世界で一番美しいのは貴女です。
2003年3月12日読んでいただいた方へのmessageです。
「鏡よ鏡 世界で一番美しい人は誰でしょう?」
「世界で一番美しいのは貴女です。」グリム童話 白雪姫
では原文で楽しんでください。
"Spieglen, Spieglen an der Wand, Wer ist die Schoenste im ganzen Land ?"
"Ihr seid die Schoenste im Land,"
Brueder Grimm SNEEWITTCHEN
oウムラウトはoe, uウムラウトはueで表示。
ひなの絵に散らす造花の桃の花
ひなの顔描き一点泣きぼくろ
日の当たる端より開く早さくら
図書司書の卓に一枝の桃の花
図書司書の今適齢期桃の花
図書司書の少し憂ひや桃の花
ペルシャより遙かに来たり芥子植える
西域の青年ひとり芥子植える
絹の道辿り来たりて芥子植える
農学部雲飛ぶ日和桑を解く
蔵王嶺に雲飛ぶ日和桑を解く
探梅はやがて雪見の景となり
石狩の全ての雪解響きけり
総の国なべて小振りの山笑ふ
紫陽花の青芽膨らむ朝の雨
「鏡よ鏡 世界で一番美しい人は誰でしょう?」
「世界で一番美しいのは貴女です。」グリム童話 白雪姫
では原文で楽しんでください。
"Spieglen, Spieglen an der Wand, Wer ist die Schoenste im ganzen Land ?"
"Ihr seid die Schoenste im Land,"
Brueder Grimm SNEEWITTCHEN
oウムラウトはoe, uウムラウトはueで表示。
ひなの絵に散らす造花の桃の花
ひなの顔描き一点泣きぼくろ
日の当たる端より開く早さくら
図書司書の卓に一枝の桃の花
図書司書の今適齢期桃の花
図書司書の少し憂ひや桃の花
ペルシャより遙かに来たり芥子植える
西域の青年ひとり芥子植える
絹の道辿り来たりて芥子植える
農学部雲飛ぶ日和桑を解く
蔵王嶺に雲飛ぶ日和桑を解く
探梅はやがて雪見の景となり
石狩の全ての雪解響きけり
総の国なべて小振りの山笑ふ
紫陽花の青芽膨らむ朝の雨
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Waiting English poem.
2003年3月11日三寒の丁字の香り沈む朝(丁字=沈丁花)
紙ひいな折りてしばしは子供めき
ひいな折るまなこ指先子供めき
三寒の暖炉の油減る速さ
渦潮を俯瞰の丘の野水仙
オリーブの若葉の島に潮青し
三寒の岩戸の里とろろ蕎麦
如月の逝くを惜しみてギター弾く
若草やウエルテル読みし日のあまた
紙ひいな折りて人妻華やげる
羊羹を一寸切りて朝余寒
虚空の点白鳥となり着水す
母を看し個人病室なほ余寒
余寒なほ酸素マスクの冷たさよ
安房青芽たちまち霞む沖の富士
大和心をいざ問はば朝日に匂ふ山桜花 本居宣長
やまと心 すなわち日本人の心とは何でしょうか。それは「もののあわれ」を知ることである。「あわれ」とは、「いとほしい」「悲しみ持った愛、滅びるものに寄せる愛」でもあろうか。「いとほしい」、は愛LOVE よりもっと深い、広い意味があります。それは日本の自然を見、人を愛し、詩を読み、また詠む、ことにより自分で感じる他はないと思います。
紙ひいな折りてしばしは子供めき
ひいな折るまなこ指先子供めき
三寒の暖炉の油減る速さ
渦潮を俯瞰の丘の野水仙
オリーブの若葉の島に潮青し
三寒の岩戸の里とろろ蕎麦
如月の逝くを惜しみてギター弾く
若草やウエルテル読みし日のあまた
紙ひいな折りて人妻華やげる
羊羹を一寸切りて朝余寒
虚空の点白鳥となり着水す
母を看し個人病室なほ余寒
余寒なほ酸素マスクの冷たさよ
安房青芽たちまち霞む沖の富士
大和心をいざ問はば朝日に匂ふ山桜花 本居宣長
やまと心 すなわち日本人の心とは何でしょうか。それは「もののあわれ」を知ることである。「あわれ」とは、「いとほしい」「悲しみ持った愛、滅びるものに寄せる愛」でもあろうか。「いとほしい」、は愛LOVE よりもっと深い、広い意味があります。それは日本の自然を見、人を愛し、詩を読み、また詠む、ことにより自分で感じる他はないと思います。
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She is putting on oxygen mask.
2003年3月10日病室に沈丁の香の漂へり
時折は富士を隠せし卯波かな
北斎の富士を隠せし卯波かな
遠富士も笑ひけるかな安房日和
遠富士も霞のなかに笑ひけり
早蕨や相模はおぼろ道祖神
芽紫陽花青める朝の冷たさよ
一尺の鰆を捌く技の冴え
早春や常臥の母のまた眠る
うららかや何処かに帽子置き忘れ
闇に住む数多の鬼に豆を打つ
遠富士の今朝はくっきり寒桜
残心の気の張りつめし初稽古
凧の糸引くは遠富士招く如と
峠から太鼓の谺山笑ふ
こころざし今も忘れず返り花
薄氷を割る力あり蕗のたう
赴任せしみちのくの丘春嵐 03.3.10 5.18
貝寄風や浜に拾ひし紅き石
貝寄風や桜貝より潮の音
時折は富士を隠せし卯波かな
北斎の富士を隠せし卯波かな
遠富士も笑ひけるかな安房日和
遠富士も霞のなかに笑ひけり
早蕨や相模はおぼろ道祖神
芽紫陽花青める朝の冷たさよ
一尺の鰆を捌く技の冴え
早春や常臥の母のまた眠る
うららかや何処かに帽子置き忘れ
闇に住む数多の鬼に豆を打つ
遠富士の今朝はくっきり寒桜
残心の気の張りつめし初稽古
凧の糸引くは遠富士招く如と
峠から太鼓の谺山笑ふ
こころざし今も忘れず返り花
薄氷を割る力あり蕗のたう
赴任せしみちのくの丘春嵐 03.3.10 5.18
貝寄風や浜に拾ひし紅き石
貝寄風や桜貝より潮の音
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深き夜に看とり疲れて沈丁花
海を越す富士へと飛ばす奴凧
北斎の富士へと飛ばす烏凧
連凧のうなる彼方に雪の富士
ほのぼのと小春日ありて風生忌
愛唱句口ずさみいし風生忌
海を越す富士へと飛ばす奴凧
北斎の富士へと飛ばす烏凧
連凧のうなる彼方に雪の富士
ほのぼのと小春日ありて風生忌
愛唱句口ずさみいし風生忌
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My wife’s mother is hospitalizing.
2003年3月8日母を看る深夜一時の春の雨
一つづつ月にほうけし猫柳
福寿草寄り合う如き句会かな
青春はかくも若葉のポプラかな
青春はかくもむらさきリラの花
はまなすや沖には遥か夢のあり
青嵐ポプラを抜けて農学部
その蔭の石蕗より花の散りにけり
日矢弱き端より石蕗の枯れ始む
梅東風と言へど未だに冷ゆる朝
杉の秀に掛からむとしてどんどの火
住みなれし海辺の町の花菜雨
鈴蘭に寄せる土さへいとほしく
はまなすの揺れの止まずや襟裳崎
菜の花の畑に浮かびし比良の山
常臥しの母を見つめて二月尽
早桜影は自ずと道祖神
道祖神守(も)る里人に早桜
一つづつ月にほうけし猫柳
福寿草寄り合う如き句会かな
青春はかくも若葉のポプラかな
青春はかくもむらさきリラの花
はまなすや沖には遥か夢のあり
青嵐ポプラを抜けて農学部
その蔭の石蕗より花の散りにけり
日矢弱き端より石蕗の枯れ始む
梅東風と言へど未だに冷ゆる朝
杉の秀に掛からむとしてどんどの火
住みなれし海辺の町の花菜雨
鈴蘭に寄せる土さへいとほしく
はまなすの揺れの止まずや襟裳崎
菜の花の畑に浮かびし比良の山
常臥しの母を見つめて二月尽
早桜影は自ずと道祖神
道祖神守(も)る里人に早桜
春は名のみぞ未だ寒し、思い出のみぞ花の町
2003年3月7日青葉風ポプラの林透り抜け
荒星の陸奥の丘へと赴任せし
荒星の陸奥の峡へと赴任せり
海近き長崎の丘チューリップ
海望む長崎の丘チューリップ
天主堂高みにありてチューリップ
修正の手紙の滲み二月尽
春雨に封筒滲み二月尽
絵手紙に雨の滲みて二月尽
絵手紙に雨滴滲みて二月尽
土雛のおぼつかなくも立ちにけり
土雛に参らす為の金屏風
白鳥を見て鼻の凍れる思ひかな
白鳥を見て秘かに涙こぼしけり
白鳥を見て耳のしばれるの思ひかな
子の為に大振りの鷽請けにけり
子の為に荒彫りの鷽請けにけり
青芽吹くポプラ並木の農学校
荒星の陸奥の丘へと赴任せし
荒星の陸奥の峡へと赴任せり
海近き長崎の丘チューリップ
海望む長崎の丘チューリップ
天主堂高みにありてチューリップ
修正の手紙の滲み二月尽
春雨に封筒滲み二月尽
絵手紙に雨の滲みて二月尽
絵手紙に雨滴滲みて二月尽
土雛のおぼつかなくも立ちにけり
土雛に参らす為の金屏風
白鳥を見て鼻の凍れる思ひかな
白鳥を見て秘かに涙こぼしけり
白鳥を見て耳のしばれるの思ひかな
子の為に大振りの鷽請けにけり
子の為に荒彫りの鷽請けにけり
青芽吹くポプラ並木の農学校
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咲き初めし河津桜の園にあり
2003年3月6日旅に来て諸子の群を見つけたり
荒東風を帰り来りて鱈の鍋
下総の稲毛の浜の早桜
早桜眺めむとして東風のなか
公園のはずれの一枝早桜
如月の骨にしみいる返り寒む
木の実雛作り終わりて雨になり
荒東風を帰り来りて鱈の鍋
下総の稲毛の浜の早桜
早桜眺めむとして東風のなか
公園のはずれの一枝早桜
如月の骨にしみいる返り寒む
木の実雛作り終わりて雨になり
荒東風にしばし自転車立ち止まり
2003年3月5日I found early chrry bossoms in the near park.But hard spring wind was browing.
雛祭り終りし後の嵐かな
マスクには一つ光りしアップリケ
その少女マスクに光るアップリケ
その少女マスクに星のアップリケ
如月の眩しき風に驚きぬ
如月の眩しき風に身を細め
如月の風に睫のそよぎけり
雛に似た乙女と逢ひし朝(あした)かな
紫雲英野にどっかと降ろす乳母車
草萌にどっかと降ろす乳母車
紫雲英野にどっかと降ろす車椅子
草萌にどっかと降ろす車椅子
雛祭り終りし後の嵐かな
マスクには一つ光りしアップリケ
その少女マスクに光るアップリケ
その少女マスクに星のアップリケ
如月の眩しき風に驚きぬ
如月の眩しき風に身を細め
如月の風に睫のそよぎけり
雛に似た乙女と逢ひし朝(あした)かな
紫雲英野にどっかと降ろす乳母車
草萌にどっかと降ろす乳母車
紫雲英野にどっかと降ろす車椅子
草萌にどっかと降ろす車椅子
UNESCOひな祭りに参加
2003年3月3日韓国、中国、エジプトその他の国の人が来ていました。
雛の日を異国の人と語らへり
ひな祭り午後は激しき雨となり
初ひなのまなこ大きな子と遊ぶ
雛の日に松毬人形作りけり
若草野素足になりて太極拳
若草に靴脱ぎ捨て太極拳
太極拳一差し舞へば落ち椿
若草は雲の如くに太極拳
どの雛の優しかりける創作展
どの雛もかんばせ優し創作展
手作りの雛のかんばせ優しけり
手作りの女びな男びなのふくよかに
雛の日を異国の人と語らへり
ひな祭り午後は激しき雨となり
初ひなのまなこ大きな子と遊ぶ
雛の日に松毬人形作りけり
若草野素足になりて太極拳
若草に靴脱ぎ捨て太極拳
太極拳一差し舞へば落ち椿
若草は雲の如くに太極拳
どの雛の優しかりける創作展
どの雛もかんばせ優し創作展
手作りの雛のかんばせ優しけり
手作りの女びな男びなのふくよかに