令夫人泳げばやがて熱帯魚
2003年6月5日6月4日に「日本秀作美術展」に見に行きました。日本橋高島屋。印象に残った絵は
加山又造 「春の夜」、奥田元宋「 山湖清韻」、手塚雄二「 創星那智」でした。
国際コーナー(日本文化を世界に発信するために)
手だらいに魚遊ばせて衣がえ 小林一茶
Changing clothes season
Letting my fish play
In the small wash tab.
Issa 麦秋訳
畑打てば鍬に掛かりし桜貝 麦秋
A pink shell ! I Finded
When I cultivated on my hoe
Bakusyu
短歌コーナー
地下駅を歩めば時を忘れけり今朝訪れし日本秀作美術展
いにしへの平家を伝ふ物語読めば無常の思ひつのれり
懐かしきみちのく深き遠野には蛙も河童も人の友なり
忘れたき恋もありけりただ胸の小さきほむら消えぬ苦しさ
わが心タビなる猫に伝へたき猫の言葉を真似もしたれり
(hikeさんのタビちゃんに挨拶。
犬の言葉のバウリンガル等が新聞を賑わしています。私は ニャオリンガルを提唱します。)
俳句コーナー
囀を肌に感じて紺作務衣
囀の樹林を歩ゆむ紺作務衣
朝焼けや肌に一枚紺作務衣
万緑に息吹きありけり朝明ける
囀を肌に受けつつ太極拳
熱帯魚のやうなる水着の令夫人
令夫人泳げばやがて熱帯魚
夜光虫となりて少女は泳ぎけり
泳ぎきて街角すでに走り梅雨
素麺を茹でてやがては碧の夜
素麺をたっぷり食べて深眠り
筍飯少し薄めの味が好き
たっぷりとトマトを買へばみどりの夜
シャンプーを買へば街角走り梅雨
位牌には万葉仮名や合歓の花
吾が友の憶良すすめし鰻食ぶ
憶良にはむなぎ食みしと伝へたき
秀作展見て鰻食むささめ雨
加山又造 「春の夜」、奥田元宋「 山湖清韻」、手塚雄二「 創星那智」でした。
国際コーナー(日本文化を世界に発信するために)
手だらいに魚遊ばせて衣がえ 小林一茶
Changing clothes season
Letting my fish play
In the small wash tab.
Issa 麦秋訳
畑打てば鍬に掛かりし桜貝 麦秋
A pink shell ! I Finded
When I cultivated on my hoe
Bakusyu
短歌コーナー
地下駅を歩めば時を忘れけり今朝訪れし日本秀作美術展
いにしへの平家を伝ふ物語読めば無常の思ひつのれり
懐かしきみちのく深き遠野には蛙も河童も人の友なり
忘れたき恋もありけりただ胸の小さきほむら消えぬ苦しさ
わが心タビなる猫に伝へたき猫の言葉を真似もしたれり
(hikeさんのタビちゃんに挨拶。
犬の言葉のバウリンガル等が新聞を賑わしています。私は ニャオリンガルを提唱します。)
俳句コーナー
囀を肌に感じて紺作務衣
囀の樹林を歩ゆむ紺作務衣
朝焼けや肌に一枚紺作務衣
万緑に息吹きありけり朝明ける
囀を肌に受けつつ太極拳
熱帯魚のやうなる水着の令夫人
令夫人泳げばやがて熱帯魚
夜光虫となりて少女は泳ぎけり
泳ぎきて街角すでに走り梅雨
素麺を茹でてやがては碧の夜
素麺をたっぷり食べて深眠り
筍飯少し薄めの味が好き
たっぷりとトマトを買へばみどりの夜
シャンプーを買へば街角走り梅雨
位牌には万葉仮名や合歓の花
吾が友の憶良すすめし鰻食ぶ
憶良にはむなぎ食みしと伝へたき
秀作展見て鰻食むささめ雨
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涼やかな回り灯篭みどりの夜
2003年6月4日国際コーナー(日本文化を世界に発信するために)
すずめの子そこのけそこのけお馬が通る 小林一茶
Dear little aparrow,
Please please move aside,
Oh big horse is comming.
Issa
麦秋訳
蒲公英の野は素足が良くて太極拳
The dentelion field
Barefoot is best
Play Taijichen.
Bakusyu
短歌コーナー
赴任せし小さな駅の夏すだれ遙かな沖に富士浮かびけり
あまたなる恋物語幸せにその後の苦難あへて記さず
遙かにも伊勢に来たりて闇に聞く蛙の声を風呂を愉しむ
うるはしき言の葉選らみ恋を詠み君にささげるよろこびなれば
吾が思ひこころに炎ゆるものあれど君の瞳の何故か冷たき
俳句コーナー
戒名に辞書に無き文字百日紅
戒名という不思議なものよあめんぼう
妻という不思議な人よ蜃気楼
(妻は富山生まれ富山は蜃気楼が出ます。)
病葉を川に見つめて動かざる
強く締め暑中稽古の柔道着
向日葵の種蒔いてより赴任令
七夕の深夜に聞きし赴任令
えにしだの日陰に眠る子猫かな
えにしだのまぶしきなかに俳画描く
初夏の夜のみどりのなかに位牌受く
病葉のとどまっている夜の川
涼やかな回り灯篭みどりの夜
花トマト咲かせ板前病みあがり
語らひの為にふらここ有りにけり
すずめの子そこのけそこのけお馬が通る 小林一茶
Dear little aparrow,
Please please move aside,
Oh big horse is comming.
Issa
麦秋訳
蒲公英の野は素足が良くて太極拳
The dentelion field
Barefoot is best
Play Taijichen.
Bakusyu
短歌コーナー
赴任せし小さな駅の夏すだれ遙かな沖に富士浮かびけり
あまたなる恋物語幸せにその後の苦難あへて記さず
遙かにも伊勢に来たりて闇に聞く蛙の声を風呂を愉しむ
うるはしき言の葉選らみ恋を詠み君にささげるよろこびなれば
吾が思ひこころに炎ゆるものあれど君の瞳の何故か冷たき
俳句コーナー
戒名に辞書に無き文字百日紅
戒名という不思議なものよあめんぼう
妻という不思議な人よ蜃気楼
(妻は富山生まれ富山は蜃気楼が出ます。)
病葉を川に見つめて動かざる
強く締め暑中稽古の柔道着
向日葵の種蒔いてより赴任令
七夕の深夜に聞きし赴任令
えにしだの日陰に眠る子猫かな
えにしだのまぶしきなかに俳画描く
初夏の夜のみどりのなかに位牌受く
病葉のとどまっている夜の川
涼やかな回り灯篭みどりの夜
花トマト咲かせ板前病みあがり
語らひの為にふらここ有りにけり
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例ふれば魂とも思ふ紋白蝶
2003年6月3日国際コーナー(日本文化を世界に発信するために)
五月雨を集めて早し最上川 松尾芭蕉
Gathering rainy season current
Swift !
The Mogami river Basyo
麦秋訳
可愛いくもまたやかましく雛燕 麦秋
Pretty but noisy you are!
Dear baby swallows Bakusyu
短歌コーナー
破れたる蝦夷人眠る館跡いま白百合の咲きて乱るる
蝦夷人の館の跡の磨崖佛いま青葉の雫したたりにける
思いたち見知らぬ駅に降りたれば空ほしいまま岩燕舞ふ
俳句コーナー
逝きし母薔薇の苑にて遊ぶ夢
青い鳥飛び来たりける夏の夢
晴れたれば一輪採らむ濃紫陽花
例ふれば魂とも思ふ紋白蝶
ふと降りしみちのくの駅岩燕
朝刊を抜くポストより青嵐
ポストまで山梔子揺れる地震(なゐ)の径
落とし文こけしの里に地震(なゐ)走り
素足にて青きを踏みて太極拳
試歩の子のクローバを踏む柔らかさ
クローバの野に遠足気分幕の内
炎天の阿弖流為の墓磨崖佛
(阿弖流為アテルイは蝦夷の英雄です。)
阿弖流為の墓磨崖佛百合の花
クローバに躓くなかれ試歩の子よ
花エリカ活けてイエスの物語
讃美歌のメロデイに舞ふ蝶のあり
少年のトランペットや皐月雨
肌脱ぎて青葉の風に浸りけり
絵手紙の旨きトマトを採りてたくて
絵手紙のトマトにしたたりありにけり
囀りに浸り早朝太極拳
絵手紙に一筆麦秋けふは誕生日
五月雨を集めて早し最上川 松尾芭蕉
Gathering rainy season current
Swift !
The Mogami river Basyo
麦秋訳
可愛いくもまたやかましく雛燕 麦秋
Pretty but noisy you are!
Dear baby swallows Bakusyu
短歌コーナー
破れたる蝦夷人眠る館跡いま白百合の咲きて乱るる
蝦夷人の館の跡の磨崖佛いま青葉の雫したたりにける
思いたち見知らぬ駅に降りたれば空ほしいまま岩燕舞ふ
俳句コーナー
逝きし母薔薇の苑にて遊ぶ夢
青い鳥飛び来たりける夏の夢
晴れたれば一輪採らむ濃紫陽花
例ふれば魂とも思ふ紋白蝶
ふと降りしみちのくの駅岩燕
朝刊を抜くポストより青嵐
ポストまで山梔子揺れる地震(なゐ)の径
落とし文こけしの里に地震(なゐ)走り
素足にて青きを踏みて太極拳
試歩の子のクローバを踏む柔らかさ
クローバの野に遠足気分幕の内
炎天の阿弖流為の墓磨崖佛
(阿弖流為アテルイは蝦夷の英雄です。)
阿弖流為の墓磨崖佛百合の花
クローバに躓くなかれ試歩の子よ
花エリカ活けてイエスの物語
讃美歌のメロデイに舞ふ蝶のあり
少年のトランペットや皐月雨
肌脱ぎて青葉の風に浸りけり
絵手紙の旨きトマトを採りてたくて
絵手紙のトマトにしたたりありにけり
囀りに浸り早朝太極拳
絵手紙に一筆麦秋けふは誕生日
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赴任せし丘の荒星吾がものに
2003年6月2日今日は私の誕生日
「年を経し糸の乱れの苦しさに 安倍貞任
衣のたてはほこびにけり 源義家」
国際コーナー(日本文化を世界に発信するために)
縁ばなや上手に曲がるかたつむり 小林一茶
Dear snail ! How wonderful !
crept turn other side of
verandah Issa
麦秋訳
薔薇を見て鼻の先だけ日焼けして 麦秋
Watching roses
Only sunburned nose top
短歌コーナー
みちのくの見知らぬ駅にふと降りて空を切り裂く岩燕見し
アルテイは悪路王と名を替へしその館跡白百合の花
綿あめの大好きな子の夏祭り指を数へて待ちにけるかも
歳毎にかたくなになる母ありて吾が胸痛く悩みたりけり
俳句コーナー
赴任せし丘の荒星吾がものに
珈琲よりは新茶が好きで俳句好き
位牌には本名が良し合歓の花
戒名という不思議あり草の絮
赴任して病ひ養ふあやめ草
淀堤西瓜担いで小半時
花エリカ活けてイエスの物語
讃美歌に誘われて舞ふ蝶のあり
少年のトランペットや皐月雨
海に落つ太陽を見て芥子の花
通夜の灯を消して朝星百合の花
歌垣の嶺に応へて田植え唄
クローバに靴を沈めて太極拳
薔薇園の一千人に気の疲れ
キャンパスを照らし新樹のポプラかな
せせらぎの峡の静けさ花水木
つばくらの光り零して飛びにけり
きちきちと餌ねだる声燕の子
メロン売る店の庇に燕の子
亡き母の薬の匂う蒲団捨つ
紫陽花や薬の匂ふ毛布捨つ
八十八夜恍惚の母看し疲れ
「年を経し糸の乱れの苦しさに 安倍貞任
衣のたてはほこびにけり 源義家」
国際コーナー(日本文化を世界に発信するために)
縁ばなや上手に曲がるかたつむり 小林一茶
Dear snail ! How wonderful !
crept turn other side of
verandah Issa
麦秋訳
薔薇を見て鼻の先だけ日焼けして 麦秋
Watching roses
Only sunburned nose top
短歌コーナー
みちのくの見知らぬ駅にふと降りて空を切り裂く岩燕見し
アルテイは悪路王と名を替へしその館跡白百合の花
綿あめの大好きな子の夏祭り指を数へて待ちにけるかも
歳毎にかたくなになる母ありて吾が胸痛く悩みたりけり
俳句コーナー
赴任せし丘の荒星吾がものに
珈琲よりは新茶が好きで俳句好き
位牌には本名が良し合歓の花
戒名という不思議あり草の絮
赴任して病ひ養ふあやめ草
淀堤西瓜担いで小半時
花エリカ活けてイエスの物語
讃美歌に誘われて舞ふ蝶のあり
少年のトランペットや皐月雨
海に落つ太陽を見て芥子の花
通夜の灯を消して朝星百合の花
歌垣の嶺に応へて田植え唄
クローバに靴を沈めて太極拳
薔薇園の一千人に気の疲れ
キャンパスを照らし新樹のポプラかな
せせらぎの峡の静けさ花水木
つばくらの光り零して飛びにけり
きちきちと餌ねだる声燕の子
メロン売る店の庇に燕の子
亡き母の薬の匂う蒲団捨つ
紫陽花や薬の匂ふ毛布捨つ
八十八夜恍惚の母看し疲れ
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紫陽花
2003年6月1日国際コーナー(日本文化を世界に発信するために)
おおそうじゃ逃げるが勝ちぞそのほたる 小林一茶
My dear fire fly, over there
It’a better flying away
Because bad boy comming Issa
麦秋訳
髪染めて青葉の風に浸りけり 麦秋
Enjoying the breeze from green leaves
After dyeing hair. Bakusyu
短歌コーナー
佳き人のいざなひありて蛍見に池にいたれどただ暗黒の闇
わが想ひ記せし文をいかにせん思ひあぐねて炎らに投ず
そのむかし三島由紀夫の潮騒を読みし少年夢に生きたる
初夏の夜に読みふける一茶にて信濃はまさにみどりなりける
恋のうたあまた詠みけるわれなれど実のひとつだになきぞかなしき
「花は咲けども山吹のみのひとつだになきぞかなしき」の
本歌取りを試みました。
俳句コーナー
紫陽花の雨に痛むは身の痛み
店の扉に軒に燕と注意書き
ペンパルのドイツ少女に藤便り
鈴蘭の絵手紙嬉し師の便り
みちのくの笹蒲鉾と藤便り
けふも亦レタスいっぱい昼弁当
けふも亦萵苣たくさんの昼弁当
絵手紙の鈴蘭これは初恵ちゃん
泳ぎきしそのけだるさに身をゆだね
おおそうじゃ逃げるが勝ちぞそのほたる 小林一茶
My dear fire fly, over there
It’a better flying away
Because bad boy comming Issa
麦秋訳
髪染めて青葉の風に浸りけり 麦秋
Enjoying the breeze from green leaves
After dyeing hair. Bakusyu
短歌コーナー
佳き人のいざなひありて蛍見に池にいたれどただ暗黒の闇
わが想ひ記せし文をいかにせん思ひあぐねて炎らに投ず
そのむかし三島由紀夫の潮騒を読みし少年夢に生きたる
初夏の夜に読みふける一茶にて信濃はまさにみどりなりける
恋のうたあまた詠みけるわれなれど実のひとつだになきぞかなしき
「花は咲けども山吹のみのひとつだになきぞかなしき」の
本歌取りを試みました。
俳句コーナー
紫陽花の雨に痛むは身の痛み
店の扉に軒に燕と注意書き
ペンパルのドイツ少女に藤便り
鈴蘭の絵手紙嬉し師の便り
みちのくの笹蒲鉾と藤便り
けふも亦レタスいっぱい昼弁当
けふも亦萵苣たくさんの昼弁当
絵手紙の鈴蘭これは初恵ちゃん
泳ぎきしそのけだるさに身をゆだね
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飛騨深し浅葱の香る朝の市
2003年5月31日国際コーナー(日本文化を世界に発信するために)
猫の子のかくれんぼする萩の花 小林一茶
Kittens playing hide and seek together
Under blossoms of the bush clover. Issa
麦秋訳
風光るまた光りける城甍 麦秋
Summer wind blighting
Also brilliant castle’s tiles
短歌コーナー
散りけれるは儚き恋か白薔薇かすべて思はむ夏の夜の夢
やせ細ることこそ妻の望みにてあの初恋のころのやせる姿に
立ち上がるほむらのなかに吾がえにし恋に焦がれるフェニックスかも
飛ぶ鳥の明日香なる名の孫娘今宵またもや電話掛け来る
思ふればこの世は夢かまぼろしかせめて一首をあとに残さむ
俳句コーナー
クローバの花摘みてより俳句会
軽やかにクローバの野に太極拳
貴婦人の軽やか泳ぐバタフライ
竹婦人無くて座布団抱き眠る
蝦夷国の泥鰌を蛇と紛ひけり
幼な子とたなごを釣りて小半日
その水着見せむと泳がぬ令夫人
泳ぎきてうまし眠りの小半時
歌垣の筑波の嶺の遠郭公
飛騨深し浅葱の香る朝の市
ブーゲンビリア売るに音楽軽やかに
ブーゲンビリア満月に売る佳人かな
室内のプールを出れば重き月
アカシアの花払ふべく傘舞はす
猫の子のかくれんぼする萩の花 小林一茶
Kittens playing hide and seek together
Under blossoms of the bush clover. Issa
麦秋訳
風光るまた光りける城甍 麦秋
Summer wind blighting
Also brilliant castle’s tiles
短歌コーナー
散りけれるは儚き恋か白薔薇かすべて思はむ夏の夜の夢
やせ細ることこそ妻の望みにてあの初恋のころのやせる姿に
立ち上がるほむらのなかに吾がえにし恋に焦がれるフェニックスかも
飛ぶ鳥の明日香なる名の孫娘今宵またもや電話掛け来る
思ふればこの世は夢かまぼろしかせめて一首をあとに残さむ
俳句コーナー
クローバの花摘みてより俳句会
軽やかにクローバの野に太極拳
貴婦人の軽やか泳ぐバタフライ
竹婦人無くて座布団抱き眠る
蝦夷国の泥鰌を蛇と紛ひけり
幼な子とたなごを釣りて小半日
その水着見せむと泳がぬ令夫人
泳ぎきてうまし眠りの小半時
歌垣の筑波の嶺の遠郭公
飛騨深し浅葱の香る朝の市
ブーゲンビリア売るに音楽軽やかに
ブーゲンビリア満月に売る佳人かな
室内のプールを出れば重き月
アカシアの花払ふべく傘舞はす
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牡丹散って打かさなりぬ二三片 与謝蕪村
2003年5月30日国際コーナー(日本文化を世界に発信するために)
牡丹散って打かさなりぬ二三片 与謝蕪村
Peonies fall
pile up !
two or three petals
麦秋 訳
過去は運にけふは枯野に躓けり 鈴木真砂女
In the old days it was fate
Today I am in the desolate field
This is my life.
麦秋 訳
クローバの花に遊べや雀の子 麦秋
Let’s play Cheerfully baby sparrows!
On the clover blossom fieled
短歌コーナー
山梔子のつよき香に包まれて投函のとき地震(ない)に驚く
明日の日はいかにあれどもこの刹那ただこの恋にこそ散るも良かりそ
薔薇園のあまりにつよき香に酔ひて心静める清水を汲みぬ
去りし日の恋のしるしを捨てるためなつかしき文ほむらに投げむ
誘なへばはぐらかしける君の文遠く離れしもどかしさのみ思ふ
俳句コーナー
まくなぎを抜け葉桜の明るさに
卯の花のたわわに咲いて婚の鐘
いくたびも新茶を啜りみどりの夜
青葉冷え奥歯治療の三時間
青葉冷え奥歯治療に疲れ果て
薔薇眺めいくたびも水飲みにけり
喪の内は精進料理花うつぎ
買ふべきは供花の白合百ひと抱へ
牡丹散って打かさなりぬ二三片 与謝蕪村
Peonies fall
pile up !
two or three petals
麦秋 訳
過去は運にけふは枯野に躓けり 鈴木真砂女
In the old days it was fate
Today I am in the desolate field
This is my life.
麦秋 訳
クローバの花に遊べや雀の子 麦秋
Let’s play Cheerfully baby sparrows!
On the clover blossom fieled
短歌コーナー
山梔子のつよき香に包まれて投函のとき地震(ない)に驚く
明日の日はいかにあれどもこの刹那ただこの恋にこそ散るも良かりそ
薔薇園のあまりにつよき香に酔ひて心静める清水を汲みぬ
去りし日の恋のしるしを捨てるためなつかしき文ほむらに投げむ
誘なへばはぐらかしける君の文遠く離れしもどかしさのみ思ふ
俳句コーナー
まくなぎを抜け葉桜の明るさに
卯の花のたわわに咲いて婚の鐘
いくたびも新茶を啜りみどりの夜
青葉冷え奥歯治療の三時間
青葉冷え奥歯治療に疲れ果て
薔薇眺めいくたびも水飲みにけり
喪の内は精進料理花うつぎ
買ふべきは供花の白合百ひと抱へ
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薔薇の名は魔法の呪文佳人読む
2003年5月29日英語俳句コーナー(日本文化を世界に発信しよう。川端康成の小説の英訳がなければ彼のノーベル文学賞はなかった。)
やせがえる負けるな一茶これにあり 一茶
Thin frog
Never give up
Issa is your side !
麦秋 訳
薔薇の名は魔法の呪文佳人読む 麦秋
The name of purple rose is magic spell
Beautiful lady reading
佳人には魔性があるかも?
短歌コーナー
宣教の言葉のどこか上滑り著莪の空にぞ飛んでゆきたる
君の居ぬこの夜はまことに淋しくてただ春の星見て涙滴る
薔薇園の甘き香り包まれて吾の想ふは君のことのみ
想ふればこころ震へることあまた吾が青春の君のおもかげ
俳句コ−ナー
病葉に朝の湿りのありにけり
草刈りて沖富士またも顕かに
駿河より鰹潮との文来たる
岩燕いま雛育て忙しき
花さつきひとり鳴りてしオルゴール
追伸に鰹潮との便りかな
山梔子や父に供へる生一本
山梔子や父に供へる灘一本
パパの名の薔薇の真紅に引きこまれ
アブダカラブラ呪文の薔薇の薄き紅
白薔薇のトンネル抜けて紅の薔薇
白扇をかざし大輪の薔薇見つめ
薔薇見つめ鼻の頭の日焼けして
薔薇見つめ少し日焼けの鼻の先
紫陽花の夢の奥には母います
hikeさん 僕の影にじゃれ付く子犬麦の秋 に1票
やせがえる負けるな一茶これにあり 一茶
Thin frog
Never give up
Issa is your side !
麦秋 訳
薔薇の名は魔法の呪文佳人読む 麦秋
The name of purple rose is magic spell
Beautiful lady reading
佳人には魔性があるかも?
短歌コーナー
宣教の言葉のどこか上滑り著莪の空にぞ飛んでゆきたる
君の居ぬこの夜はまことに淋しくてただ春の星見て涙滴る
薔薇園の甘き香り包まれて吾の想ふは君のことのみ
想ふればこころ震へることあまた吾が青春の君のおもかげ
俳句コ−ナー
病葉に朝の湿りのありにけり
草刈りて沖富士またも顕かに
駿河より鰹潮との文来たる
岩燕いま雛育て忙しき
花さつきひとり鳴りてしオルゴール
追伸に鰹潮との便りかな
山梔子や父に供へる生一本
山梔子や父に供へる灘一本
パパの名の薔薇の真紅に引きこまれ
アブダカラブラ呪文の薔薇の薄き紅
白薔薇のトンネル抜けて紅の薔薇
白扇をかざし大輪の薔薇見つめ
薔薇見つめ鼻の頭の日焼けして
薔薇見つめ少し日焼けの鼻の先
紫陽花の夢の奥には母います
hikeさん 僕の影にじゃれ付く子犬麦の秋 に1票
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婚の鐘鳴れば蜜蜂野に遊ぶ
2003年5月28日英語俳句コーナー(日本文化を世界に発信しよう。川端康成の小説の英訳がなければ彼のノーベル文学賞はなかった。)
うの花やこどもが作る土だんご 一茶
Deutzia blossoms !
Childeren is enjoing
Making mud cake. Issa
麦秋 訳
卯の花やマリアチャペルの婚の鐘 麦秋
Deutzia blossoms !
Wedding bells
From Saint Mary chapel
(Bakusyu)
短歌コーナー
すれちがふ君ののこせし風あればその残り香こそもいとしと想ふ
封筒に一つ包みし薔薇の刺君の心を如何にかと思ふ
あしひきの筑波の嶺に懸かる雲いまあやめの川に嫁入りの舟
俳句コーナー
クローバの野にまろびける雀の子
クローバの花にまろびし雀の子
婚の鐘鳴れば蜜蜂野に遊ぶ
初夏の朝にチャペルの婚の鐘
紅薔薇やマリアチャペルの婚の鐘
地震(ない)あとの山梔子殊に香りけり
山梔子の花の細道恋の君
さつき晴クローバに舞ふは太極拳
葉桜に水汲むときのささめ雨
さえずりを友ともなして投函す
絵手紙のさえずりを連れ配達す
重きこと追伸にあり合歓の花
チューリップ訪ひし畑は海に落ち
風光る地球岬の頂に
風光る襟裳岬の頂に
杜若職退きてより蘇る
新しいき水着を纏ひバタフライ
泳ぎきて母とまみへし夢のなか
泳ぎきて母とまみへし佳き睡り
著莪の野に少年クラブ別れ会
陽炎や尖塔見へて婚の鐘
城仰ぐ吾は青葉の風にいて
手で扇ぎ消す蝋燭や花さつき
うの花やこどもが作る土だんご 一茶
Deutzia blossoms !
Childeren is enjoing
Making mud cake. Issa
麦秋 訳
卯の花やマリアチャペルの婚の鐘 麦秋
Deutzia blossoms !
Wedding bells
From Saint Mary chapel
(Bakusyu)
短歌コーナー
すれちがふ君ののこせし風あればその残り香こそもいとしと想ふ
封筒に一つ包みし薔薇の刺君の心を如何にかと思ふ
あしひきの筑波の嶺に懸かる雲いまあやめの川に嫁入りの舟
俳句コーナー
クローバの野にまろびける雀の子
クローバの花にまろびし雀の子
婚の鐘鳴れば蜜蜂野に遊ぶ
初夏の朝にチャペルの婚の鐘
紅薔薇やマリアチャペルの婚の鐘
地震(ない)あとの山梔子殊に香りけり
山梔子の花の細道恋の君
さつき晴クローバに舞ふは太極拳
葉桜に水汲むときのささめ雨
さえずりを友ともなして投函す
絵手紙のさえずりを連れ配達す
重きこと追伸にあり合歓の花
チューリップ訪ひし畑は海に落ち
風光る地球岬の頂に
風光る襟裳岬の頂に
杜若職退きてより蘇る
新しいき水着を纏ひバタフライ
泳ぎきて母とまみへし夢のなか
泳ぎきて母とまみへし佳き睡り
著莪の野に少年クラブ別れ会
陽炎や尖塔見へて婚の鐘
城仰ぐ吾は青葉の風にいて
手で扇ぎ消す蝋燭や花さつき
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芭蕉いま地震に驚くあやめ草
2003年5月27日英語俳句コーナー(世界に日本文化を発信するために)
むらすずめ麦わら笛におどるなり 一茶
A flock of sparrows
Dansing !
With music of barley straw pipe.
麦秋 訳
山頂のケルンに石を重ね去る 麦秋
The top of mountain
I layed a stone on the cairn
Good bye my youthday.
わが君は深紅の薔薇にありぬればその刺にこそ吾は傷つく
破れたる恋の思ひのある山にケルン重ねてまたもや歩む
俳句コーナー
クローバの花のきらめき婚の朝
クローバの朝の湿りや婚の鐘
卯の花に折紙飛行機舞ひ降りぬ
婚の鐘聞こゆ白詰咲ける野に
葬の後の心を癒す夏炉かな
花さつきチャペルただいま挙式中
花嫁にクローバの花朝湿り
風船の空気抜けたる葬の後
紫陽花や位牌の一字辞書に無き
辞書に無き位牌の一字杜若
淋しきは単身赴任リラの花
流される如き赴任やリラノ花
蒲公英の毛馬の堤に恋告げず
麦笛を吹いて少年もの想ひ
地震(ない)ありて忽ち躍る夏料理
芭蕉いま地震に驚くあやめ草
宮城野の地震に零れる花さつき
青春の想いを込めてケルン置く
むらすずめ麦わら笛におどるなり 一茶
A flock of sparrows
Dansing !
With music of barley straw pipe.
麦秋 訳
山頂のケルンに石を重ね去る 麦秋
The top of mountain
I layed a stone on the cairn
Good bye my youthday.
わが君は深紅の薔薇にありぬればその刺にこそ吾は傷つく
破れたる恋の思ひのある山にケルン重ねてまたもや歩む
俳句コーナー
クローバの花のきらめき婚の朝
クローバの朝の湿りや婚の鐘
卯の花に折紙飛行機舞ひ降りぬ
婚の鐘聞こゆ白詰咲ける野に
葬の後の心を癒す夏炉かな
花さつきチャペルただいま挙式中
花嫁にクローバの花朝湿り
風船の空気抜けたる葬の後
紫陽花や位牌の一字辞書に無き
辞書に無き位牌の一字杜若
淋しきは単身赴任リラの花
流される如き赴任やリラノ花
蒲公英の毛馬の堤に恋告げず
麦笛を吹いて少年もの想ひ
地震(ない)ありて忽ち躍る夏料理
芭蕉いま地震に驚くあやめ草
宮城野の地震に零れる花さつき
青春の想いを込めてケルン置く
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つばくらの背に乗り行くは夢の国
2003年5月26日英語俳句コーナー(世界に日本文化を発信するために)
One red-sparrows stay soundless
Silence clean air
The Chikuma river.
麦秋 拙訳
(よしきりやことりともせぬちくま川 一茶)
短歌コーナー
朝刊の配達少女お下げ髪白きバンダナ全力で走る
ケセラセラ、テネシーワルツ歌へどもアメリカ少女知らぬと言へり
俳句コーナー
幼な蜘蛛小さき夢を紡ぎけり
つばくらの背に乗り行くは夢の国
夢に見る青嶺の奥にまた青嶺
夢のまた生まれて消へて遠青嶺
蒲公英の絮ともなりて夢の飛ぶ
いつまでも恋を忘れずゆりかもめ
吾はまた女神に恋し朝の虹
廃校となり絮の蒲公英ほしいいまま
万緑の夜にこそ密か太極拳
初七日を終へて贈るは佳き新茶
大和なる女神と見しは朝の虹
白木槿取らんと赤子手を開く
卯の花や恋を育てて恋に死ぬ
天寿なる母逝きたれば朝の虹
地下道に吹き込む不思議藤の花
看病を終へ風船しぼむ心地かな
One red-sparrows stay soundless
Silence clean air
The Chikuma river.
麦秋 拙訳
(よしきりやことりともせぬちくま川 一茶)
短歌コーナー
朝刊の配達少女お下げ髪白きバンダナ全力で走る
ケセラセラ、テネシーワルツ歌へどもアメリカ少女知らぬと言へり
俳句コーナー
幼な蜘蛛小さき夢を紡ぎけり
つばくらの背に乗り行くは夢の国
夢に見る青嶺の奥にまた青嶺
夢のまた生まれて消へて遠青嶺
蒲公英の絮ともなりて夢の飛ぶ
いつまでも恋を忘れずゆりかもめ
吾はまた女神に恋し朝の虹
廃校となり絮の蒲公英ほしいいまま
万緑の夜にこそ密か太極拳
初七日を終へて贈るは佳き新茶
大和なる女神と見しは朝の虹
白木槿取らんと赤子手を開く
卯の花や恋を育てて恋に死ぬ
天寿なる母逝きたれば朝の虹
地下道に吹き込む不思議藤の花
看病を終へ風船しぼむ心地かな
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薔薇に来る蜂の憎しと妻の言う
2003年5月25日薔薇に来る蜂の憎しとのたまへり
薔薇に来る蜂の憎しと妻の言う
リュック置けば白詰草の凹みけり
自転車を立てしクローバ朝湿り
試歩の子よ白詰草に転ぶまじ
夕虹や吾は女神に恋したり
クローバに折紙飛行機着陸す
以外にも重き骨壷合歓の花
法要の礼にと包む新茶かな
クローバやいま教会の婚の鐘
つばくらやいま教会の婚の鐘
白詰草まぶし教会の婚の鐘
蜜蜂の薔薇に遊ぶも婚の鐘
納骨の導師ゆるりと新茶飲む
飲みなれぬビールを少し納骨後
卯の花や紙飛行機の良く飛びて
マリヤ教会いま婚の鐘合歓の花
納骨の準備万端花菖蒲
辞書に無き旧字の位牌合歓の花
クローバにまろびて遊ぶ雀かな
薔薇に来る蜂の憎しと妻の言う
リュック置けば白詰草の凹みけり
自転車を立てしクローバ朝湿り
試歩の子よ白詰草に転ぶまじ
夕虹や吾は女神に恋したり
クローバに折紙飛行機着陸す
以外にも重き骨壷合歓の花
法要の礼にと包む新茶かな
クローバやいま教会の婚の鐘
つばくらやいま教会の婚の鐘
白詰草まぶし教会の婚の鐘
蜜蜂の薔薇に遊ぶも婚の鐘
納骨の導師ゆるりと新茶飲む
飲みなれぬビールを少し納骨後
卯の花や紙飛行機の良く飛びて
マリヤ教会いま婚の鐘合歓の花
納骨の準備万端花菖蒲
辞書に無き旧字の位牌合歓の花
クローバにまろびて遊ぶ雀かな
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青虫になりたる思ひ萵苣食めば
2003年5月24日英語俳句コーナー(世界に日本文化を発信するために)
I feel became green caterpillar
When ate lettuce.
(青虫になりたる思ひ萵苣食めば)
Is it her last breath
Or green wind from summer leaves ?
(引きとりし息の名残か青嵐)
短歌コーナー
約束の時間を過ぎて三時間君来たらずや葉桜の銀座
春月や人恋初めし少年の内気にあれば想ひ告げざる
遙かなる銀河のなかの星ひとつこれこそ母の星と思ひけるかな
巴里祭の若葉の風に誘はれて君の手をとり宵を歩まむ
思ひ出の文のみ秘めたオルゴールひとつ残して初夏の旅
初夏の尾瀬への旅に朝発ちぬ思い出の歌口ずさみつつ
俳句コーナー
飾りなき霊安室に藤の風
人の世は位牌一枚葱坊主
一生は薄き位牌に藤香る
みどりの夜兎のごとく萵苣食べる
葬の夜は兎のごとく萵苣食べる
わが憂い深きにあれば萵苣を食む
葬の後のあまたの疲れ皐月雨
藻の動く川面掠めしつばくらめ
I feel became green caterpillar
When ate lettuce.
(青虫になりたる思ひ萵苣食めば)
Is it her last breath
Or green wind from summer leaves ?
(引きとりし息の名残か青嵐)
短歌コーナー
約束の時間を過ぎて三時間君来たらずや葉桜の銀座
春月や人恋初めし少年の内気にあれば想ひ告げざる
遙かなる銀河のなかの星ひとつこれこそ母の星と思ひけるかな
巴里祭の若葉の風に誘はれて君の手をとり宵を歩まむ
思ひ出の文のみ秘めたオルゴールひとつ残して初夏の旅
初夏の尾瀬への旅に朝発ちぬ思い出の歌口ずさみつつ
俳句コーナー
飾りなき霊安室に藤の風
人の世は位牌一枚葱坊主
一生は薄き位牌に藤香る
みどりの夜兎のごとく萵苣食べる
葬の夜は兎のごとく萵苣食べる
わが憂い深きにあれば萵苣を食む
葬の後のあまたの疲れ皐月雨
藻の動く川面掠めしつばくらめ
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稲妻や畑の中の風呂の人
2003年5月23日英語俳句コーナー(世界に日本文化を発信するために)
Sudden lighting !
When enjoining bath
Which set in the farm
Issa 麦秋訳
(稲妻や畑の中の風呂の人 一茶)
短歌コーナー
帰りきてふと開きたるオルゴールただ思ひ出だけを秘そかにかくす
吾が胸のときめき悩みありぬれど君に伝へるすべを知らざり
恋の歌詠みける吾に添ひけるは旅と名付けし猫こそあるむ
(hikeさんの猫ちゃん(旅)タビに捧げます。)
俳句コーナー
吾に似て水に漂ふ海月かな
貝拾ひふと指触れる水母かな
草矢打てば忽ち飛べる雉子かな
草笛に驚き飛べる雉子かな
花皐月朝刊配るおさげ髪
君呼べば遥か谺の青嶺かな
川越しに会釈交わすに豆の花
ご位牌を注文するに若葉風
北斎の卯波の底の小舟かな
宿題の観察日記かたつむり
蝸牛育て嬉しき元教授
蝸牛小箱に入れて持ち歩く
天の川小さき星に母います
桜貝ひとつ見付けし宝箱
Sudden lighting !
When enjoining bath
Which set in the farm
Issa 麦秋訳
(稲妻や畑の中の風呂の人 一茶)
短歌コーナー
帰りきてふと開きたるオルゴールただ思ひ出だけを秘そかにかくす
吾が胸のときめき悩みありぬれど君に伝へるすべを知らざり
恋の歌詠みける吾に添ひけるは旅と名付けし猫こそあるむ
(hikeさんの猫ちゃん(旅)タビに捧げます。)
俳句コーナー
吾に似て水に漂ふ海月かな
貝拾ひふと指触れる水母かな
草矢打てば忽ち飛べる雉子かな
草笛に驚き飛べる雉子かな
花皐月朝刊配るおさげ髪
君呼べば遥か谺の青嶺かな
川越しに会釈交わすに豆の花
ご位牌を注文するに若葉風
北斎の卯波の底の小舟かな
宿題の観察日記かたつむり
蝸牛育て嬉しき元教授
蝸牛小箱に入れて持ち歩く
天の川小さき星に母います
桜貝ひとつ見付けし宝箱
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合歓の花恋人としてギター抱く
2003年5月22日英語俳句コーナー
A iris bud !
In a vase
Just now blooming
In the morning rain.
(壺に差すあやめの咲きぬ今朝の雨)
Silk tree blossoms !
I hold guitar as my sweet heart.
(合歓の花恋人としてギター抱く)
麦秋短歌コーナー
ジャスミンの影にいますは幻かはたまたうつつ想ふ君かも
身を焦がす切なる想ひありぬれど恋を告げずにふるさとを去る
あまたなる百合に包まれ逝きし母満月のなかひとり在はすや
ひなげしの苑にねむりし小半時目覚めてそぞろ胸のときめき
柔らかくギターを抱けばその音はわが全身に響き伝はる
俳句コーナー
藤冷えの霊安室への夜の路
藤香る霊安室の狭さかな
皐月冷え葬式までの雨の日々
碁仇を見舞ひたりける皐月晴
自転車の吾の倒れて青嵐
水馬水輪のなかまた水輪つくり(みずすましみわのなかまたみわつくり)
(水重ね遊び)
少年の眺めて飽きぬ水馬
夫留守で妻の幸せ合歓の花
夫留守で元気が良くてつばくらめ(2句妻の独り言かくの如し)
美まし夜に壷の菖蒲のほころびぬ
絵手紙のあやめポストに皐月雨
芥子を見て少しばかりは歯の痛み
歯科医出て皐月の雨となりにけり
A iris bud !
In a vase
Just now blooming
In the morning rain.
(壺に差すあやめの咲きぬ今朝の雨)
Silk tree blossoms !
I hold guitar as my sweet heart.
(合歓の花恋人としてギター抱く)
麦秋短歌コーナー
ジャスミンの影にいますは幻かはたまたうつつ想ふ君かも
身を焦がす切なる想ひありぬれど恋を告げずにふるさとを去る
あまたなる百合に包まれ逝きし母満月のなかひとり在はすや
ひなげしの苑にねむりし小半時目覚めてそぞろ胸のときめき
柔らかくギターを抱けばその音はわが全身に響き伝はる
俳句コーナー
藤冷えの霊安室への夜の路
藤香る霊安室の狭さかな
皐月冷え葬式までの雨の日々
碁仇を見舞ひたりける皐月晴
自転車の吾の倒れて青嵐
水馬水輪のなかまた水輪つくり(みずすましみわのなかまたみわつくり)
(水重ね遊び)
少年の眺めて飽きぬ水馬
夫留守で妻の幸せ合歓の花
夫留守で元気が良くてつばくらめ(2句妻の独り言かくの如し)
美まし夜に壷の菖蒲のほころびぬ
絵手紙のあやめポストに皐月雨
芥子を見て少しばかりは歯の痛み
歯科医出て皐月の雨となりにけり
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虹
2003年5月21日英語俳句コーナー
Over the rainbow !
Mother went away
Eternanally.
(虹の橋渡りて母は逝きにけり)
最近インターネット英文俳句コーナーを訪問するようになり、妖しげなEnglish Haiku を作っています。お笑い下さい。
短歌コーナー
滑り台降りたる子の着地点そはクローバの花咲く苑に
春ととも母は逝きけり星の国夕べの空にその星探す
わが妻は風船の空気抜けたるさまにして今は虚脱の日夜過ごせし
さまよへる子羊のやう母さがすその子守唄かすかにも風の間の間に
淡雪の溶けるが如き涙なれど川ともなりて君を流さむ
俳句コーナー
薔薇の刺取りてあなたに贈りもの
(佳人の指に薔薇の刺がささったら大変)
馬鈴薯の花見し憂ひ葬のあと
馬鈴薯の花を見るさへ葬疲れ
測量のレンズに見しは花筏
スーパーの庇に戻りつばくらめ
逃げ水のどこまで続く夢のなか
遠富士の沖に浮きける揚雲雀
初苺誕生日への贈りもの
Over the rainbow !
Mother went away
Eternanally.
(虹の橋渡りて母は逝きにけり)
最近インターネット英文俳句コーナーを訪問するようになり、妖しげなEnglish Haiku を作っています。お笑い下さい。
短歌コーナー
滑り台降りたる子の着地点そはクローバの花咲く苑に
春ととも母は逝きけり星の国夕べの空にその星探す
わが妻は風船の空気抜けたるさまにして今は虚脱の日夜過ごせし
さまよへる子羊のやう母さがすその子守唄かすかにも風の間の間に
淡雪の溶けるが如き涙なれど川ともなりて君を流さむ
俳句コーナー
薔薇の刺取りてあなたに贈りもの
(佳人の指に薔薇の刺がささったら大変)
馬鈴薯の花見し憂ひ葬のあと
馬鈴薯の花を見るさへ葬疲れ
測量のレンズに見しは花筏
スーパーの庇に戻りつばくらめ
逃げ水のどこまで続く夢のなか
遠富士の沖に浮きける揚雲雀
初苺誕生日への贈りもの
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滑り台着地はクローバ萌へし苑
2003年5月20日ふと思ふ基地と墓地とは似たる文字星の世界に母は飛びたつ
A small star is my mother’s star
In the Milky way.
(天の川その一つには母の星)
わが母は天寿全う藤の雨
麦の秋待たずに母の逝きにけり
托鉢の僧にアカシア降り止まず
草餅を賜りにける朝の雨
藤の雨瞑想の夜また重ね
アカシヤの降ればこの路蟻歩む
さえずりの呼び交わしをる朝の雨
クローバの花の風さへ朝湿り
自転車を立ち漕ぎをして青嵐
アカシアの雨や動かぬ掛時計
滑り台着地はクローバ萌へし苑
クローバの野は着地点滑り台
マニュキュアの桜色して青葉風
法要の日を決めかねて栗の花
A small star is my mother’s star
In the Milky way.
(天の川その一つには母の星)
わが母は天寿全う藤の雨
麦の秋待たずに母の逝きにけり
托鉢の僧にアカシア降り止まず
草餅を賜りにける朝の雨
藤の雨瞑想の夜また重ね
アカシヤの降ればこの路蟻歩む
さえずりの呼び交わしをる朝の雨
クローバの花の風さへ朝湿り
自転車を立ち漕ぎをして青嵐
アカシアの雨や動かぬ掛時計
滑り台着地はクローバ萌へし苑
クローバの野は着地点滑り台
マニュキュアの桜色して青葉風
法要の日を決めかねて栗の花
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恋の絵馬揺らし去りけり藤の風
2003年5月19日Breeze in the wistria shrine !
Wooden plate written her love
Mow moving in wind.
(恋の絵馬揺らし去りけり藤の風)
My mother passed away!
Her face covered with lily flowers
(母逝きぬ数多の百合に包まれて)
It’s very fun !
Watching stars
Playing Taijichen.
(星の夜に舞えば嬉しき太極拳 )
天寿なる母は出棺百合のなか数多の人はめでたきとさへ言ふ
天国へ旅立ちの朝つばくらめ誘(いざな)ふ如く空を横斬りぬ
その昔浪速の祖母の唄ひける子守の唄をいまも忘れじ
月光のはらはら降るは魂かともはたまた蝶とも思ひたりけり
白詰草朝の湿りに太極拳
草の穂の朝の湿りに太極拳
蒲公英の絮の円球いつ崩る
快速のサイクリストに青嵐
春の蝶笊の荒目も逃げざりし
母の日に薔薇色のシャツ贈りけり
アカシヤの降り尽くしてや逝きし朝
アカシヤの雨ともなりし逝きし朝
著莪活けて日曜学校始まりぬ
駿河より新茶に添へし旅誘ひ
駿河より新茶香れる旅便り
マロニエの青嵐とて旅便り
Wooden plate written her love
Mow moving in wind.
(恋の絵馬揺らし去りけり藤の風)
My mother passed away!
Her face covered with lily flowers
(母逝きぬ数多の百合に包まれて)
It’s very fun !
Watching stars
Playing Taijichen.
(星の夜に舞えば嬉しき太極拳 )
天寿なる母は出棺百合のなか数多の人はめでたきとさへ言ふ
天国へ旅立ちの朝つばくらめ誘(いざな)ふ如く空を横斬りぬ
その昔浪速の祖母の唄ひける子守の唄をいまも忘れじ
月光のはらはら降るは魂かともはたまた蝶とも思ひたりけり
白詰草朝の湿りに太極拳
草の穂の朝の湿りに太極拳
蒲公英の絮の円球いつ崩る
快速のサイクリストに青嵐
春の蝶笊の荒目も逃げざりし
母の日に薔薇色のシャツ贈りけり
アカシヤの降り尽くしてや逝きし朝
アカシヤの雨ともなりし逝きし朝
著莪活けて日曜学校始まりぬ
駿河より新茶に添へし旅誘ひ
駿河より新茶香れる旅便り
マロニエの青嵐とて旅便り
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玄関につばくらの巣と注意書き
2003年5月18日駿河より新茶到着葬の夜
駿河より新茶到来葬の夜
紙箱の苺を買ふは朝の雨
春蘭を歩道に出して売りにけり
みどりの夜明かり落として苺食ぶ
星降る夜明かり落として苺食ぶ
自転車の濡れて一夜の皐月雨
自転車の濡れて一夜の菖蒲雨
遺影には好きな煙草と百合供ふ
流れ星そまた一つ母の星
銀河系小さな地球のきりぎりす
大銀河見るべく夜を歩みけり
夏立ちて少し衰へ点滴す
蒲公英の絮ともなりて子の遊ぶ
玄関につばくらの巣と注意書き
蝦夷松の梢掠めて鳥帰る
葱坊主どこか導師に似て在す
降り止まぬ藤に包まれひと眠り
アカシアの降るもまなこの痛みかな
藤の花混じる砂場の城作り
出棺の後の疲れや花あやめ
自転車の籠いっぱいの花あやめ
パン籠に一輪差すはあやめ草
骨壷をい抱きよろめく藤の雨
骨壷をい抱きよろめくしゃがの雨
はまなすや語りたきこと身に余り
駿河より新茶到来葬の夜
紙箱の苺を買ふは朝の雨
春蘭を歩道に出して売りにけり
みどりの夜明かり落として苺食ぶ
星降る夜明かり落として苺食ぶ
自転車の濡れて一夜の皐月雨
自転車の濡れて一夜の菖蒲雨
遺影には好きな煙草と百合供ふ
流れ星そまた一つ母の星
銀河系小さな地球のきりぎりす
大銀河見るべく夜を歩みけり
夏立ちて少し衰へ点滴す
蒲公英の絮ともなりて子の遊ぶ
玄関につばくらの巣と注意書き
蝦夷松の梢掠めて鳥帰る
葱坊主どこか導師に似て在す
降り止まぬ藤に包まれひと眠り
アカシアの降るもまなこの痛みかな
藤の花混じる砂場の城作り
出棺の後の疲れや花あやめ
自転車の籠いっぱいの花あやめ
パン籠に一輪差すはあやめ草
骨壷をい抱きよろめく藤の雨
骨壷をい抱きよろめくしゃがの雨
はまなすや語りたきこと身に余り
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骨壺を抱けばよろめき青嵐
2003年5月17日今生を夢と過ごして九十年百合に包まれ母は逝きけり
今生は儚き夢か現実か次に逝く国百合の咲くとか
幼稚園今日の遠足行き先はオルゴール鳴る童話の国へ
とこしへの淀のさざなみさわげども生駒のそらにはつなつの月
春暁の覚めて確かむたなごころ
わらべ絵のパンダ空飛ぶ夕の虹
花さつき眼鏡忘れて母逝きぬ
妻好きな草団子こそ買ふべしや
蓬餅食めばかんばせふくよかに
茄子の種蒔いて二夜のささめ雨
みどりなる新茶を淹れて幸せに
芥子の雨通夜の導師のお茶好きで
英文科出たれど出家芥子の雨
花さつき歯科医憂ひの朝の雨
骨壺を抱けばよろめき青嵐
今生は儚き夢か現実か次に逝く国百合の咲くとか
幼稚園今日の遠足行き先はオルゴール鳴る童話の国へ
とこしへの淀のさざなみさわげども生駒のそらにはつなつの月
春暁の覚めて確かむたなごころ
わらべ絵のパンダ空飛ぶ夕の虹
花さつき眼鏡忘れて母逝きぬ
妻好きな草団子こそ買ふべしや
蓬餅食めばかんばせふくよかに
茄子の種蒔いて二夜のささめ雨
みどりなる新茶を淹れて幸せに
芥子の雨通夜の導師のお茶好きで
英文科出たれど出家芥子の雨
花さつき歯科医憂ひの朝の雨
骨壺を抱けばよろめき青嵐
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